パノラマ島奇談 (江戸川乱歩文庫)

著者 : 江戸川乱歩
制作 : 落合 教幸 
  • 春陽堂書店 (2015年7月21日発売)
3.63
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  • 本棚登録 :68
  • レビュー :9
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394301523

作品紹介・あらすじ

小説家人見広介は、自分と瓜二つの旧友、菰田源三郎の急死を知らされる。広介は大富豪の源三郎になりすまし、菰田家の莫大な財産を手に入れるという、荒唐無稽な計画を実行する。そして広介は、無人の孤島に自分が空想した終生の夢のパノラマ島を創りあげた!パノラマ島で展開される妖美な幻覚ともいえるあやしの怪奇譚は、読者を夢幻の世界へと誘い込んでゆく…。表題作のほか、「白昼夢」「鬼」「火縄銃」「接吻」4編を収録。

パノラマ島奇談 (江戸川乱歩文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 江戸川乱歩のグロテスクな感じが出ていて面白い、乱歩の探偵小説はあまり好みじゃないけど、醜悪で陰険な短編はゾクゾクする。

  • 読了。
    パノラマ島の描写が若干冗長に過ぎる感あるも、乱歩ワールド全開のパラノイア作品。この作品のアイデアも、後々スランプに陥った乱歩に使い回されることになるが、花火自爆のラストは白眉の出来(笑)。

  • 約20年ぶりに読んだー

    この中では、『白昼夢』が一番好き。
    短い作品なのに、インパクトがすごい。大正時代に書かれたのかと思うと、ドキドキする。本当にこういうことがありそうな時代なだけに、ワクワク感が起きてしまう。

    今年は他に読む本がたくさんあるので、来年、乱歩を読み直ししたい。

  • 凡人からすると悪趣味なものでも本人にとっては珠玉のものとなる。表題作の人見は悪党というより夢の求道者ともいうべき人物で財産を得ても信念を変えないところが特徴的。
    個人的には「鬼」が意外な展開で面白かった。

  • 乱歩得意のテーマパークもの。他の作品にも同じネタを使っているので余程好きなのだろう。パノラマ島は今なら大人向けディズニーランドか、ユニバーサル・スタジオといったところか。

  • ポーの「大渦巻」なんかと同じ、ストーリーなんか付けたりで、想像世界を描写することだけに専心した表題作( ´ ▽ ` )ノ。
    とんでもなくみだらで蠱惑的なパラダイス( ´ ▽ ` )ノ。
    昭和の初めにこんなものを妄想していたんだから、ビックリするね( ´ ▽ ` )ノ。
    まあ、そもそもの設定に余りにもリアリティがないところが、ちょっとね……別に、他人のなりすましでなくてもよかったんじゃないかな? 単なる変人大富豪が主役でもさあ……(>_<)。

    女房殺しの話も、夢を見てるようでなかなか良かった( ´ ▽ ` )ノ。

    残りの数本のミステリーは……先にトリックありきで、後から無理やりこじつけたようなストーリー・設定(>_<)。
    人物描写も犯行の動機も、全体にわたってかなり雜(>_<)。
    肝心のトリックもまた、「キミも名探偵」的な本に載ってるような現実味の薄いものばかり……(>_<)。
    まあ、昔の作品だからしかたがないと言ってしまえばそれまでなんだけどね……(´ェ`)ン-…。

    しかし、ランポーの作品って、やたらと作者が顔を出すんだね。
    「ここはあえて省略した」とか「この点について詳述するのは読者にとっても退屈だろう」とか何とかいうやつ。
    個性といえば個性なんだろうけど、あれはいらないな。

    2016/04/04

  • 持っている物と違う表紙の登録。
    一番乱歩らしい作品と聞いて読んでみたくなったのがきっかけ。
    確かに乱歩の陰惨な雰囲気たっぷりで読んでいて気持ちが悪くなるところも。
    これを映像化したらどうなるんだろうと想像しながら読むのが面白い。
    実際、映画、ドラマ、漫画になっている。
    見たい様な見たくない様な。

  • 長編「パノラマ島奇談」、中編「鬼」、短編「白昼夢」「火縄銃」「接吻」を収録。新版では文字サイズが大きくなり、解説が追加された。

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