山頭火 句集 1 (山頭火文庫 1)

著者 :
  • 春陽堂書店
3.72
  • (5)
  • (5)
  • (7)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 64
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394700012

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 凡庸の中の非凡、か
    ---
    「うしろすがたのしぐれてゆくか」
    ---
    「あるけばきんぽうげすわればきんぽうげ」
    ---
    「あるけば草の実すわれば草の実」

  • チャールズ・ブコウスキー?

    山頭火の勝ちだな

    来歴・表現の美しさ

    こんな風に生きられるんですね

  • 漂泊の中での自然スケッチ。自由律による叙景。自由律俳句は本当に俳句なのだろうか。喚起される心象は確かに俳句的なのだが。放哉よりも自由だが、放哉より切羽詰っては居ないように感じる。

  • 「分け入つても分け入つても青い山」<br>
    「しぐるるや死なないでゐる」<br>
    「酔うてこおろぎと寝てゐたよ」<br><br>
    ときどき思い出してページをめくってみる一冊。<br>
    読むたびに沁み方が違います。例えば<br>
    「蜘蛛は網張る私は私を肯定する」<br>
    これ、今まで完全に見落としてました。敢えてこんな句を詠んだ山頭火の葛藤の深さやいかに。今まで何を読んでいたんだか。

  • さらっと読み飛ばしてしまいました。私にはまだ早すぎるのかなぁ。実読時間20分。もっとちゃんと読まないとだめ?

  • 「さてどちらへ行かう風がふく」
    「雪ふる一人一人ゆく」
    「山あれば山を観る
    雨の日は雨を聴く
    春夏秋冬
    あしたもよろし
    ゆうべもよろし」
    1、3巻あり。

  • 種田 山頭火 / 春陽堂書店 (1989/04)

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

尾崎放哉と並び称される、自由律俳句の代表的俳人。放浪の人生のなか、句を詠みつづけ、自ら終の住処と定めた愛媛県松山にて没した。

1882(明治15)山口県西佐波令村(現・防府市)に生まれる。本名は種田正一。
1913(大正 2)『層雲』に初入選。「山頭火」の号を用いる。
1916(大正 5)酒造業が破産。妻子を連れて熊本に移住。
1919(大正 8)心機一転、上京。アルバイト生活を送る。
1920(大正 9)妻サキノと戸籍上離婚。
1923(大正12)関東大震災に遭い、熊本に帰郷し仮寓。  
1924(大正13)泥酔して市電を止め、報恩寺で参禅の道へ。
1925(大正14)出家得度。僧名「耕畝」。 
1926(大正15)すべてを捨てて行乞流転の旅に出る。
1932(昭和 7)第一句集「鉢の子」刊行。
山口県小郡町に草庵「其中庵」を結庵。
1933(昭和 8)第二句集「草木塔」、1935(昭和10)第三句集「山行水行」、1936(昭和11)第四句集「雑草風景」、1937(昭和12)第五句集「柿の葉」刊行。
1938(昭和13)山口・湯田温泉に「風来居」を構える。
1939(昭和14)第六句集「孤寒」刊行。
10月1日松山へ。
10月6日四国遍路へ 11月21日松山へ帰る。
12月15日 松山市内の「一草庵」に入庵。
1940(昭和15)句会「柿の会」を結成。
自選一代句集『草木塔』を発刊。
第七句集「孤寒」刊行。
10月11日末明、脳溢血(診断は心臓麻痺)で死去。享年59歳。

「2021年 『山頭火句集 草木塔【復刻版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

種田山頭火の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×