竹久夢二という生き方 (タケヒサユメジトイウイキカタ)

著者 :
制作 : 石川桂子 
  • 春陽堂書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394903512

作品紹介・あらすじ

画家、デザイナー、詩人として活躍し、多種多様な作品を遺した竹久夢二。
彼の日記・手紙・エッセイ・詩の中から<人生>と<恋愛>についての言葉を選出。
挿絵は大正3年刊行の『草画』から使用。
大正時代を代表するロマンチストからのメッセージ。

感想・レビュー・書評

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  • 竹久夢二の日記、手紙、詩、エッセイから人生と恋に関する言葉を100選び、それに夢二自身のカットを添えた本。さらさらと描いたようなカットが味わいがあっていい。洒落ているし、やっぱりセンスがあるんだなあ。言葉の方は、まあこんなもんかな。最後に、夢二の身上が詳しく載っているのはいい。

  • 夢二と書いてある本は片っ端から読む夢二好きなので読んだ。夢二のことばはけっこう鋭くて、さすが大正のボヘミアンであることよ、とうなった。関わった女性たちの年譜や夢二の年譜、絵なども収録されている。コアなファンにはやや物足りないかも?

  • 夢二さんの絵しか知らなかったので
    彼の言葉に触れて
    私たちのように恋愛に苦しみ葛藤して
    孤独に生きていたことがわかりました。

    日記で自分の気持ちをぶつけている様も、手紙で穏やかに気持ちを伝える様も、気持ちの揺れ動きを感じて生き様をリアルに感じることができました。

    個人的に共感したのは、
    初めて海を見た人の心を持ちたい
    という話と
    恋をすると月が美しく見える、月になれてしまうのが悲しい
    という話

  • 時代は変わっても人の性質はそう変わらないんだな〜と。シンプルだけど核心に迫る言葉が印象的。

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著者プロフィール

(たけひさ・ゆめじ)画家・詩人・デザイナー・作家。1884年岡山県生まれ(本名・茂次郎)。1901年に上京し、翌年、早稲田実業学校に入学。1905年、平民社の機関誌「直言」にコマ絵を発表、その後「平民新聞」にも絵や文章を発表する。翌年には「東京日日新聞」、「女学世界」、「文章世界」などからも依頼を受けるようになり、早稲田実業学校を中退。1909年に初の画集『夢二画集 春の巻』(洛陽堂)を刊行。1914年、日本橋に自身がデザインした小物などを売る「港屋」を開業。以降、画家、詩人、グラフィックデザイナー、翻訳家、小説家として幅広い活躍を続ける。1931年から33年にかけて欧米各国を訪問。1934年、49 歳で逝去。小説作品に、「岬」(1923)、「秘薬紫雪」(1924)、「風のように」(同)、「出帆」(1927)などがある。

「2022年 『秘薬紫雪/風のように』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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