会津恋い鷹 (春陽文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 春陽堂書店 (2024年12月24日発売)
3.57
  • (1)
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 86
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784394904991

作品紹介・あらすじ

幕末の時代、戊辰戦争の会津落城を背景に、鷹の野性を愛した女の凄艶な生涯を描く。鷹の眸に魅入られた娘さよは、城下の鷹匠に嫁ぐが、戊辰の動乱はやがて鷹との幸せを奪い去る。束縛を逃れて高く飛翔するさよの魂を描く長編時代小説。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 会津恋い鷹 | ダ・ヴィンチWeb
    https://ddnavi.com/book/4062029731/

    『会津恋い鷹』(皆川 博子,安彦 勝博)|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000173052

    「重傷を負っている商人の代わりに…」闘いに名乗りをあげたのは15歳の少女だった…12世紀ヨーロッパの“決闘裁判” | 文春オンライン(2023/07/04)
    https://bunshun.jp/articles/-/64001

    佳嶋|note
    https://note.com/kashima_art

    ≪春陽文庫≫新刊『会津恋い鷹』(皆川博子・著)のご案内|春陽堂書店|明治11年創業の出版社|
    https://www.shunyodo.co.jp/blog/2024/12/info_shunyobunko_aizu_koidaka/

  • 会津旅行の前後で読んだ。小説に出てくる地名や物を実際に見て、風景や距離感が理解できてとてもよかったし、戊辰戦争や当時の考え方についても知ることができてよかった。
    激動の時代の中でどう生きるか。手に職を持ち、自立して地に足をつけて生きることが結局一番強い。

  • 「八重の桜」好きだったんで会津訛りは大好物。
    鷹の雛の空色の瞳を見た時から鷹に惹かれてしまった少女の激動の生涯。

  • ◼️ 皆川博子「会津恋い鷹」

    鷹に惹かれる娘は時代の波に翻弄される。御大の和もの時代作品。

    あまり数を読んでいるわけではないのだが皆川博子御大の作品は好んで手にする。西洋が舞台の作品を読んできたこともあり、氏の和もの幕末、という設定に心惹かれた。1986年の作品で、去年末の新刊文庫で読んだ。人気のほどが分かるような。

    幕末、会津藩。惣領の娘さよは、自分のおもちゃを作った木地師の弥四郎が見つけた鷹の雛を見て惹かれるものを感じ、やがて鷹匠の一家の周吾の元へ嫁ぐ。幕府へ鷹を献上してきた会津藩も時代の波に押され、男たちは戊辰戦争へ向かい、敗戦の直後、百姓一揆が起きるー。

    藩や村の事情、幕末の激動、惨殺、その中の人の歪み、ねじれた欲望の中に、さよの純粋さやあきらめ、人間らしい生の姿がのぞく。さまざまなものを詰め込んだ作品で、幕末、明治初期らしい刹那的な粗さも垣間見える。

    鷹を飼い慣らすのは鷹の命を縮めること、餌 飼育や鷹狩りにはふつうに生きものの血と死が伴う。鋭い顔つき、豊かな翼による羽ばたき、そして血煙。鷹が獲物を力でねじ伏せる姿がこの作品の背後にうっすらオーバーラップしている気になる。

    鷹と過ごす、仕込むすべを覚え、ようやく1人で鷹狩りができるようになったさよの幸せは長く続かなかった。あの日に帰りたいーその願いが最後に哀しく浮かび上がる。

    難しい言葉も多く方言にも意味がとれないものもあって少し読むのに難儀もした。耽美、色気、嫌気、欲望、ほのかな人のつながりと世情など、織り込まれたものをじっくりと感じた。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

皆川 博子(みながわ・ひろこ):1930年旧朝鮮京城生まれ。72年『海と十字架』でデビュー。73年「アルカディアの夏」で小説現代新人賞受賞。86年『恋紅』で直木賞、90年『薔薇忌』で柴田錬三郎賞、98年『死の泉』で吉川英治文学賞、ほか多数の文学賞を受賞。著書に『聖餐城』『海賊女王』『風配図 WIND ROSE』『天涯図書館』など。

「2024年 『大江戸綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

皆川博子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×