偽装するニッポン―公共施設のディズニーランダゼイション

著者 :
  • 彰国社
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784395004355

作品紹介・あらすじ

東へ西へと跳梁跋扈。前代未聞の公共施設。日常空間に突如として現れたデザインは、「かわいい」形態を持ちながらもどこか「奇っ怪な」雰囲気を漂わせている。河童や果物、特産品、動物、メルヘンなど、公共施設に取り付けられた図像たちは、一体何を語ろうとしているのか…。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルと事例として言及されている建築物のキッチュさに惑わされそうになりますが、本書は近代以降の消費社会における公共空間を問う真面目な研究です。
    現代思想と建築は興味深い関係にありますが、その拮抗を総括し、2000年代に繋ぐ議論を試みているのではないでしょうか。
    近年のゆるキャラに代表される地域振興と観光ブームを考える際に参考になります。
    東の『動物化するポストモダン』と合わせてどうぞ。

  • 河童橋が本当に河童の形をしてたら引くよね。 そういう建物の写真が満載でびっくり。 それをまじめに分析しています。論説のまじめさと、取り上げられている題材のおかしさのアンバランスが何とも言えず楽しい。

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著者プロフィール

中川 理(なかがわ・おさむ):
京都工芸繊維大学大学院工学研究科教授
1955年横浜生まれ。1980年京都大学工学部建築学科卒業。
1988年京都大学大学院建築学専攻博士課程修了。工学博士。
日本学術振興会特別研究員を経て、1992年京都工芸繊維大学准教授。2003年から現職。専門は近代都市史・建築史。
著書に『重税都市─もうひとつの郊外住宅史』(住まいの図書館出版局、1990年)、『偽装するニッポン─ 公共施設のディズニーランダゼイション』(彰国社、1996年)、『近代建築史』(共編著、昭和堂、1998年)、『風景学─風景と景観をめぐる歴史と現在』(共立出版、2008年)など。
日本都市計画学会論文奨励賞、日本建築学会奨励賞(論文)、日本建築学会教育賞など受賞。

「2018年 『建築を見つめて、都市に見つめられて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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