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- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784395004355
作品紹介・あらすじ
東へ西へと跳梁跋扈。前代未聞の公共施設。日常空間に突如として現れたデザインは、「かわいい」形態を持ちながらもどこか「奇っ怪な」雰囲気を漂わせている。河童や果物、特産品、動物、メルヘンなど、公共施設に取り付けられた図像たちは、一体何を語ろうとしているのか…。
感想・レビュー・書評
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タイトルと事例として言及されている建築物のキッチュさに惑わされそうになりますが、本書は近代以降の消費社会における公共空間を問う真面目な研究です。
現代思想と建築は興味深い関係にありますが、その拮抗を総括し、2000年代に繋ぐ議論を試みているのではないでしょうか。
近年のゆるキャラに代表される地域振興と観光ブームを考える際に参考になります。
東の『動物化するポストモダン』と合わせてどうぞ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
河童橋が本当に河童の形をしてたら引くよね。 そういう建物の写真が満載でびっくり。 それをまじめに分析しています。論説のまじめさと、取り上げられている題材のおかしさのアンバランスが何とも言えず楽しい。
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