「建築学」の教科書

著者 :
  • 彰国社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784395005420

作品紹介・あらすじ

読み出したらやめられない。建築をめぐる14の醍醐味。

感想・レビュー・書評

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  • 建築、建築家…
    どことなく「芸術家」的な感覚で思ってしまう。しかし、その考え方は、あらゆる分野、ものに当てはまる。
    建築物を使う者、見る者、建てる者、設計する者…
    様々な場面で、そのデザインや構造をその関わる人たちのことを考えながら作り出し、維持して行く。
    日本建築の寿命の短さはあるとしても、昨今の古民家の再生など、これからももっと建築に興味を持たせてくれた一冊

  • 高校3年生のときに、予備校のバイトの大学生におすすめされて、貸してもらいました。初めて読んだ建築の本です、たぶん。おもしろかった。この本を読んで、大学生になる前に、大学への意欲が湧いた気がしました。笑

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/39738

  • 現代の建築学の第一線の人達による建築学の深みをそれぞれの得意分野で語っている。建築学の系譜やそれぞれの人達の建築に対する思い入れが伝わってきてとても面白い内容。

  • 「建築学」の教科書
    (和書)2011年01月08日 23:17
    2003 彰国社 安藤 忠雄, 木下 直之, 水津 牧子, 石山 修武, 佐々木 睦朗


    建築の基本的な考え方をいろんな人が分かり易く、それについての自分の考えを綴っている。それぞれの得意分野(専門分野)や生き方が多少反映されていてそこをみるのは興味深かった。それぞれの持ちページが少ないから象徴的な書き方しかされていない。もっと読みたいならその著者の本を手に入れて又は借りて読むしかない。そういった事への足がかりにはなると思う。

  • (後で書きます)

  • 日本の名だたる建築たちの建築に対する思いを綴った書。その中でも特徴的なのは安藤忠雄と石山修武。他の建築家は最初の一文に必ず「建築とは」のような紋切り型の一言があるが、この二人にはそれがなく、冒頭から文章に引き込まれる。

    建築っておもしろい。

  • 建築は広い(内藤廣)、建築を感じる(松山巌)がおもしろかった。

  • 「建築」を探求するなら、まず読んでおきたい一冊

  • あたしが感じる
    建築の奥深さ、広さ、それゆえの面白さが
    これを読めばきっとわかる!

    切り口が、筆者の専門分野が、見る角度が、
    違うだけでこうもいろんなことがいえるんかぁ

    そこが、建築のおもしろいところ。

    専門が建築以外の人にもぜひ、
    読んでもらいたい!

  • 書評
    といっても、毎回飲み屋のオヤジのようにボヤいてもしょうがないので、
    大抵は建築書籍の書評、紹介が中心となります。

    学生時代、図書館に通いつめて本だけは読んできた自信があるので、
    専門レベルまで掘り下げて解説できると思います。

    所属した研究室の教授が図書館の館長であり、稀覯書のコレクターであったことから、
    情報の重要性を十分理解しています。

    そんなわけで、今回は『「建築学」の教科書』をとりあげます。
    これはわりと、簡単な文で書かれており、初学者向けといったところでしょう。
    今から建築系の学部学科への進学を考えている高校生や大学初年度程度で十分内容は理解できるでしょう。

    オムニバス形式で、それぞれの専門分野に別れて、なるだけ分かりやすく書かれているのでご安心ください。
    それぞれの専門というのは、建築の世界というのは何も全ての人がスターアーキテクト(starchitect:造語)で華やかな設計をやっているわけではなく、違った形で人類の建築活動に貢献している方はたくさんいます。
    大学の教育課程では、大抵伝統的に「計画」「構造」「環境」の三つに分かれているのが一般的です。
    その中でも特化して、計画の中の日本建築史や西洋建築史、構造の中の木構造や鉄筋コンクリート、鉄骨という具合に専門細分化が進んでいるのが現状です。

    ですが、それを踏まえてどんどん勉強していくと、この『「建築学」の教科書』には本当のスペシャリストがそれぞれの切り口で表現しているので、僕ももっと早く、高校生ぐらいの時に読んでおきたかったと思いました。

  • 「建築」について、建築家、構造家、建築史家、作家、文化研究者、それぞれの立場から語られている。建築をつくる主体的な立場でなくとも、建築について考え、ものを述べることができる、ということを学んだ。もっと、自分が住む「建築」、自分が住む街をつくる「建築」を、私自身が考えてもいいんだ、と思うと少しうれしい。

  • 思い出の本。

  • 一言に建築といっても、そこにはさまざまなベクトルがあるのだということがよく分かります。
    各分野の一線級(かどうか知らない人もいましたが、肩書きを見ると)のひとがそれぞれ好き勝手に「建築」について語るというスタンスは非常に面白いです。
    個人的には「建築探偵」藤森照信先生と木下直之先生の文章が好きです。

    欲を言えば、更に世界を広げていく参考文献リストが付いていたら・・・。

  • こんなに意見の興味の対象の違う人たちが集まっている学問も珍しいのでは?と思った。

  • 「建築学」の教科書

  • おもしろいのなんの!!!建築好きなら垂涎。

  • 教科書ではないね。

  • 多くの著名な建築家が自身の考えについて述べられている著書。建築に対していかに考えているかとか、学生時代はどうであったかとか、昔の経験が今に生きているとか、様々な話が盛り込まれている。一建築家の考えが知れるという点では、カンフル剤になると思う。

  • 建築関係の職にある人がテーマごとに書いた文章が集められている。エッセイから専門的な考察まで、建築に興味がある人にとってはオススメの一冊。

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著者プロフィール

建築家。1941年生まれ。独学で建築を学ぶ。1969年安藤忠雄建築研究所設立。1997年東京大学教授。2003年同名誉教授。2005年同特別栄誉教授。2010年文化勲章を受章。日本建築学会賞、アルヴァ・アアルト賞、日本芸術院賞、プリツカー賞、高松宮殿下記念世界文化賞、アメリカ建築家協会(AIA)ゴールドメダル、国際建築家連合(UIA)ゴールドメダル、イサム・ノグチ賞など受賞多数。

「2022年 『安藤忠雄の建築5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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