本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784395005819
感想・レビュー・書評
-
再発見 ル・コルビュジエの絵画と建築
(和書)2013年07月04日 14:31
2000 彰国社 林 美佐
ル・コルビュジェさんの全作品集など図書館で借りてみたりしたけれど、それ自体が演出としてあるという。
そういう指摘は他の本でも読んだことがある。しかしそういった演習としてあるものにどのような背景があるのかということは僕にとって謎だった。
だからこの本を読んでそういったものを読み解く試みは参考になりました。
最近考えることは自尊心ということと自己愛ということです。自尊心は社会的なものである意味僕にとってどうでもいいものです。しかしそこを攻撃する人は多い。実際どうでもいいものであるが嫌がらせをされると結構ストレスを感じるものです。そういった経験から自尊心はどうでもいいが、しかし自分を守るのに必要なものでもある。
だから今回のコルビュジェさんの自己演出ということは非常に根底的に必要なことだろうと思う。
自己愛が重要だと思う。それは自然状態としてある。しかしそれだけでは潰されてしまう。そういった社会に対し高次元に自然状態が回復するという至上命令がありえる。それが社会の限界を超える理念だろうと思う。
それは自然状態としての自己愛が社会状態としての自尊心に抑圧され、それに対し自然状態の自己愛が高次元に回復されることが至上命令としてあるという。それがコルビュジエさんの自己演出の根底的意味だろうと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示