ゼロからはじめる木造建築入門

著者 :
  • 彰国社
4.05
  • (7)
  • (8)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 135
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784395010141

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 注文住宅が建てたいという欲望に駆られて読んだ本。在来軸組工法って、釘で木を打ち付けるだけじゃなくて、接合部がうまくはまるように加工が必要で、職人技が必要ということが良く分かった。逆に、2×4工法って簡単で合理的。こっちの方がずっと安く簡単にできそうでシェアも高くなりそうなものだけど、必ずしもそうなっていない。それだけ在来軸組工法は日本の気候に合っているということか。温暖化が進む中、今後どういう家が好まれるのか。
    覚えられたこと。
    ・1尺=303mm、1間=6尺=1818mm。
    ・1坪は、人間が1日に食べる米が収穫できる面積で、約1年分取れるのが1反=360坪。ただ、太閤検地で1反=300坪になった。
    ・テーブルの高さは700mm、椅子の座面は400mm、洗面台の高さは750mm、キッチンカウンターの高さは850mm±α。
    ・幅木をつけるのは、壁と床の納まりを良く見せるためや汚れを目立たなくするため、壁の下部を補強するため。

  • 尾崎※せい子先生 おすすめ
    (※さき=山篇に「立」+「可」)
    4【建築・インテリア】524.5-H

    ★ブックリストのコメント
    「木造建築」を勉強する入門書です。基本的な事項から分かりやすく参考になると思います。

  • 木造建築について、とても詳しく書かれている。

    印象に残ったのは
    ・サブロク板とは、一般に売られている3尺✕6尺の大きさの板のこと。1尺は約303㎜。3尺は909㎜、6尺は1818㎜。この3つは完璧に覚えておくべきとのこと。あまりに細かいので切りのいい数字910㎜✕1820㎜で製材されて売られている。
    「去れ去れ!といわれてしゃくにさわる」
     303         尺

    ・1間は1818㎜。サブロク板の長い方、6尺は1間とも呼ばれる。3尺は半間。

    ・サブロク板と畳の大きさはほぼ同じ。

    ・サブロク板2枚の面積は、約1坪。

    ・㎡を坪に直すには、0.3025をかける。
    常に㎡を計算して、最後に坪数を出す。
    「王さんおにごっこ」
     0.3 0 2 5

    ・RCとは?
    鉄筋コンクリートのこと。Reinforced Concreteの略。Reinforcedは補強するという意味。補強されたコンクリートがもとの意味

    ・モルタルとは、セメントと砂を混ぜて水を加えたもの

    ・シーリング材(シール材)とは、接着性、伸縮性のある樹脂性の材料。目地の充填などに使われる。

    ・クッションフロアとは、模様がプリントされた樹脂シートにクッションが裏打ちされた床材。工事も楽だが、家具を置いた跡などへこみが残るのが欠点。

  • マジで超わかりやすかった。

  • 木造建築には技術と知恵がつまってて素敵

    ストーリー
    ブログにイラスト付きで木造の基本を学生向けに書いたものを再構成して、教科書にも使えるようにまとめたものです。構成は、まず全体像を押さえて、次に軸組みから仕上げへと進むようにしました。主に工事の順に、軸組みは下から上へ、仕上げは外装から内装へとしています。

  • 1ページ1テーマ。
    各ページにマンガがあって、イメージを掴みやすい。

  • イラストが多く書かれている内容がイメージしやすい!

  •  この本一冊で家を建てることができるような気にさせてもらった。無論自らの手である。

     まあ現実問題それは不可能に近い事なのだろうが家の建築過程は知っていて損をするものではないだろう。

  • 筆者は実際に学校で教えているとのことで、初心者がわからないところが丁寧に説明してありわかりやすい。建築を全く知らない人に説明するような感じで書かれている。この本を理解した上で、さらに初級から中級の本を勉強しようと思う。

  • 建築知識で知っておきたい基礎がわかりやすく載っています。
    絵(漫画風)とQ&Aがとてもわかりやすいです。
    初心者から読めるお勧めの一冊です。

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

原口秀昭(はらぐち ひであき)
1959年東京生まれ。1982年東京大学建築学科卒業、86年同大学修士課程修了。
大学院では鈴木博之研究室にてラッチェンス、ミース、カーンらの研究を行う。
現在、東京家政学院大学生活デザイン学科教授。

「2019年 『ゼロからはじめる建築の[法規]入門 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

原口秀昭の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ロバート キヨサ...
デールカーネギ...
國分 功一郎
伊坂 幸太郎
ミヒャエル・エン...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×