ガンダム・モデル進化論 (祥伝社新書 4)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396110048

感想・レビュー・書評

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  • ガンダムとはいかに、・・・
    ファンでないので、なんともいいがところです。
    ガンダムも出るということで、基本的には、ガンプラについての記述が多い。
    そのほとんどが、記述的な内容やその進化についての事なのですが、・・・
    他には、アニメが・・・とか、

    私的には、ガンダムの凄さを知りたかったのですよ。
    本当は。あまり知らないガンダムの深度といいうものを

  • ガンプラブームを小学生で体験し、大人になってからも時折ファーストかΖ、逆シャアのガンプラを買っては彼女に「作りもしないのにまた買った」とたしなめられ、時間を見つけて少しずつ作るけど満足に完成させたことはない。今は、半年前に強い思い入れとともにアマゾンで買ったもののしばらく放置したRGガンダムの箱を開け、帰宅後に少しずつ紙ヤスリで表面処理している最中で、にわかに自分的ガンプラブーム再燃中に本書を手に取った。

    読み終わった最初の感想は、時代を概観するための一資料としては良書であろうというところ。本書ではガンプラの30年の流れが順を追って記されているだけではなく、ガンプラ以前の国内模型事情、ヤマト、ガレージキット、トランスフォーマーなど、ガンプラに影響を与えたであろう事象も併記されていることが、その時代のガンプラ考証に役立っている。さらに、ガンプラだけでなく番組スポンサーでもあるバンダイの作品自体への影響力も読み取れる。

    しかしながら、本書には物足りなさも感じる。本書がガンプラ考察物であるなら、取材を深め、資料をふんだんに乗せるべきではないか。さもなければ、長年ガンプラ情報を追ってきた者は満足出来ないだろう。または、本書がガンダム文化論物であるなら、さらに社会を深く記すべきだろう。

    もっと参考資料の質と量を高め、時代考証に紙幅を費やし、論文として推敲した方が良さそうな本です。

  • ガンダムが好きでない人にはどうでもいい本。
    ガンプラをリアルタイムで経験してきた&今なお経験している人には懐かしさを感じさせられるとともに「そういう背景だったのか」と裏事情も分かり楽しめる。

  • ガンプラの事だけでなくプラモデルの歴史やロボットアニメの歴史とかが書かれており、ガンプラに関する内容がタイトルにするほど多くなかった。バンダイ内の開発秘話みたいな事が読みたかった。昔読んだタミヤ模型に関する文庫本の方がその辺が書かれており楽しかった。

  • [ 内容 ]
    登場以来四半世紀、プラモデル界の王者として君臨し続ける最強のガンダム模型(モデル)ガンプラ〉は、なぜ、人々を熱中させるのか? 
    昭和三十年代、国産初のプラモデルを世に送り出した玩具・模型業界は、やがてテレビが次々に生み出すヒーロー、キャラクターと連動して急発展を遂げた。
    サンダーバード、仮面ライダー、マジンガーZ、宇宙戦艦ヤマト・・・・・・そして誕生した『機動戦士ガンダム』とガンプラ。
    その着脱交換可能なモビルスーツというメカは、たちまち少年たちを虜にした。
    アニメと併走しつ、ついに親子二代のファンを獲得したガンプラは今なお「らせん進化」を続ける・・・・・・。
    サブカルチャー界の鬼才が放つマニア必携の画期的ガンプラ年代記(クロニクル)!

    [ 目次 ]
    序章 ガンプラ前史(1970年代まで)
    第一章 ガンダム登場前夜
    第二章 ガンダム登場(1979~1980年代前半)
    第三章 ガンダムの進化と深化(1980年代前半~1988年)
    第四章 ハイクオリティーの時代へ(1989~1999年)
    第五章 21世紀を超えて(2000年~)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ガンプラの進化の歴史にとどまらず、日本のキャラクターモデル全般の歴史についてまとめられた本。正直文章的にあまり上手くないのと、アニメなどの作品についての考察部分が若干?がつくものの、今では当たり前になっている高水準なプラモがどのように進化して来たのかを手軽におさらい出来るという意味では有用な一冊。少なくともガンプラ世代よりも後に生まれた自分にとっては勉強になりました。

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著者プロフィール

1967年生まれ。横浜国立大学卒。定食評論家。
庶民の味、市井の食文化に対する飽くなき探求心から国内外各地をめぐり、安くておいしい定食とそれを提供する店の調査・研究をおこなう。
主たる著書に『定食学入門』(ちくま新書)、『定食と文学』『定食と古本』(本の雑誌社)、『ファミリーレストラン「外食」の近現代史』(光文社新書)など。二児の父。

「2015年 『定食ツアー 家族で亜細亜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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