最新データで読み解くお天気ジンクス (祥伝社新書 85)

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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396110857

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  • ジンクス 日本ダービーではメジロの馬は勝てない
    1966年丙午→次は2026年
    西洋 馬の蹄鉄、ウサギの後ろ足が魔よけ

    1993年 記録的な冷夏
    1994年 猛暑 東京39.1℃
    2003年 冷夏
    2004年 東京 39.5℃
    2005年の冬 厳しい寒さ、日本海側の大雪
    2006年の冬 暖冬、雪不足のスキー場

    株の格言 最初の大商いは黙ってつけ→理由を考えるよりとりあえず勝ち馬に乗るべき

    テレビ、新聞ニュースのパターン 閑静な住宅街、普段はにぎやかな商店街、強盗事件の動機を調査中(動機は金に決まっている)

    日本「エルニーニョは春までに終わる」→終わったが影響は夏まで続いていることもある、世界的な現象では海外の予報が役に立つことも多い。

    青山に雪は暖冬 紅葉早いは冬暖かし
    北半球 北極周辺の寒気が溜まったら日本へ南下→秋から始まれば、冬本番の寒気の量が少ない
    暖冬→11月の気温低い→早めに冬物家電の準備、冬本番は温かいので石油使用量減→経済に好影響
    寒冬→11月の気温高い→冬物の売れ行き悪い→経済に悪影響

    コシヒカリ 実を結ぶ時期の平均気温が27℃以上→ひび割れ、白濁、実らない=猛暑の悪影響

    エルニーニョ 日本南海から東南アジアの海水温高い、太平洋上の赤道付近に雲→冷夏、天候不順
    エルニーニョ→暖冬→次の6,7月に冷夏→8月以降は猛暑
    長梅雨、冷夏の直接的な影響=7月でも北海道北のオホーツク海高気圧が強い→関東以北で冷夏

    ラニーニョ 東南アジア上空の雲→猛暑

    ビアガーデン、アイスクリーム→暑すぎると客減

    1990年バブル後(高度成長期は毎年上昇) 巨人が優勝すると株価が下がるジンクスのスタート
    巨人が好調時→官僚、政治家が巨人に夢中で仕事に遅れ→経済がめちゃくちゃ

    朝 体の働きを活発にする交感神経→目に入る光の影響
    夜 気持ち、体をおだやかにする副交感神経

    うつ病治療の光療法☆曇りの日には健康な人でも注意
    花粉症 猛暑→翌年花粉多い 冷夏→少ない

    食中毒 ①腸炎ビブリオ菌→海、海水温上昇時の9月多い②サルモネラ菌→ペット③カンピロバクター④病原性大腸菌⑤ブドウ球菌→手の傷口から料理へ

    喘息を悪化させる逆転層 秋から冬 地上の熱が奪われて上空より冷え込みが強い→上空の方が温かい→地上の空気が上に行けない

    低気圧の接近→湿度上昇、気圧の低下→体全体が外側に押される状態→血流増→脳、体中心部の血量不足→頭痛、不調
    関節周辺の障害→増えた血量が停滞→痛みの原因物質=ヒスタミンが放出→炎症を悪化

    湿度の上昇、蒸し暑い場合 体温を一定に保つように汗→蒸発しないので、脳は体温を下げるために皮膚表面の血量を増加→脳、中心部の血量減

    日本海側 県を飛び飛びに美人 秋田、新潟、金沢、京都、松江、博多→冬の紫外線の少なさ、雪や雨による湿度

    脳や心臓の病気の引き金=冬の急激な温度差 夏=10℃くらい 冬=15℃以上になることもある。

    森の中 植物の出すフィトンチッドという芳香→穏やかな気分へ
    雨のデート 低気圧→交感神経 光が少なく気温が低いため交感神経の働きが弱いが、低気圧がマイナス分を補う。
    アルコール 低気圧で血管が拡張→吸収が早い
    気圧が低い日には普段よりも気持ちが高まっているので、デートが盛り上がる。

    高層階のオフィスビル 低気圧→結婚年齢が低い、既婚者同士でも不倫が多い。

    地方の古い風習 バーベキューの火起こし→「そんなことは男のやることではない」
    東北で友人宅で昼食→「奥様は水屋で一人で食べるのが習わし」

    ウェザー・マーチャンダイジング

    男心と秋の空→変りやすいもの

    夫婦喧嘩と北風は夜にはおさまる→北風=気温の低いところから高い所へ吹く→夜、温度差が小さくなれば弱くなる。

    謝る時=副交感神経優位のときがよい→光、情報がすくないほうがいい→照明を落としたとき

    男と女 最終的には経済力や魅力の働きは小さく、男の打算と女の計算がつり合ったところで結婚

    名古屋 風の弱さ→夏の厳しい暑さ
    エルニーニョ→日本は冷夏→名古屋の人にとっては涼しい→中日ドラゴンズ有利

    ラニーニョ→猛暑→暑さに慣れている阪神、広島有利→冬は寒冬になる。

    低気圧→ラッキーなホームラン多い

    春一番 立春から春分まで・日本海に低気圧・強い南風で気温が上がる・秒速8m以上
    冬=シベリアからの冷たい高気圧で低気圧は南の海上を通過

    春一番が早い年は夏が暑くなる
    →2月前半に春一番=暖冬でエルニーニョが起きている→冷夏
    3月に春一番=シベリアの高気圧が強い、南の高気圧が弱い。

    農家 山の雪形 白馬、富士山の農鳥

    在原業平 世の中に絶えて桜のなかりせば春のこころはのどけからまし
    サクラ前線 1日に20キロから30キロの速さ

    山口素堂 目には青葉山ほととぎす初がつお→目と耳はただだが、口は高くつき

    朝雨、女の腕まくり→たいしたものではないの意味
    夕焼は明日晴れ→西の空に雲がない
    朝焼けは雨→西に雨雲がある場合のみ当たる→天気図を見ないとわからない。

    富士山の笠雲→雨=空気が湿っている

    北半球 低気圧の周辺の風=反時計まわり 低気圧の全面では東よりの風

    冬の日本海 西風に船出すな=低気圧の中心は、風を背にして立ったとき、前方左側(ボイス・バロットの法則)

  • 色々なデータから天気を解説していて、とても面白かった。

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著者プロフィール

気象予報士。1949年東京生まれ、都立立川高校、東京教育大学を経て日本気象協会に入社。NHKテレビの気象解説を20年間担当。気象予報士第1回合格。専門の気象だけではなく、地球環境、健康、経済、エネルギーなど多方面で活動。紫峰山岳会に所属し、山の天気の著書もある。現在は気象環境研究所主任研究員として、環境省、林野庁、東京都などの委員を務める。主な著書に『異常気象』『気象病』『花粉症の科学』『お天気ジンクス』がある。

「2022年 『天気図からよみとく奥の細道 名句に込められた季節感の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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