思わず使ってしまうおバカな日本語 (祥伝社新書 91)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396110918

作品紹介・あらすじ

初対面なのに、「私って、コーヒー飲めない人じゃないですか」。料理番組で、「じゃがいもの皮をむいてあげてください」。仕事では、「○○社さんとは、いいお仕事をさせていただいてます」。普通に使っている言葉もあれば、人が使っているのを聞いて、ひっかかる物言いもあるでしょう。よく言われるように言葉は生き物であり、ある言い方、言葉が流行る裏側には、その時代、時代の「日本人のメンタリティ」が隠されています。言葉は世につれ、世は言葉につれ-。第一線の編集者、コラムニストとして、「日本語の最前線」に居続ける著者が、気になる日本語とそこに隠された時代の心理を読み解く、「日本語の精神分析」とも言える、画期的な論考。

感想・レビュー・書評

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  • 平成25 年12 月23 日読了。

  • 8種類のおバカ語分析。自分大好き語、幼稚丁寧語など、読むに耐えないものばかり。まともな分析と言えるのは代理店語くらいか。○○社さん、させて頂く、アセンブリ・・・・。日頃から違和感を覚えながらも実態をとらえきれなかったものばかりである。かなりの確度で理解を深めることができた。

  • おバカな日本語を、「自分大好き語」「幼稚丁寧語」「実感語」「過剰美化語」「代理店語」「家族大好き語」などのように分類して解説している。

    これを読むことで、ようやくおバカな日本語のポイントが理解できた。

  • [ 内容 ]
    初対面なのに、「私って、コーヒー飲めない人じゃないですか」。
    料理番組で、「じゃがいもの皮をむいてあげてください」。
    仕事では、「○○社さんとは、いいお仕事をさせていただいてます」。
    普通に使っている言葉もあれば、人が使っているのを聞いて、ひっかかる物言いもあるでしょう。
    よく言われるように言葉は生き物であり、ある言い方、言葉が流行る裏側には、その時代、時代の「日本人のメンタリティ」が隠されています。
    言葉は世につれ、世は言葉につれ―。
    第一線の編集者、コラムニストとして、「日本語の最前線」に居続ける著者が、気になる日本語とそこに隠された時代の心理を読み解く、「日本語の精神分析」とも言える、画期的な論考。

    [ 目次 ]
    1 自分大好き語―「私って、コーヒー飲めない人じゃないですか」
    2 幼稚丁寧語―「じゃがいもを切ってあげてください」
    3 実感語―「この寿司、マジでヤバイかも!」
    4 過剰美化語―「女優さんのお仕事」「ぼくはお買い物します」
    5 代理店語―「○○社さんとは、よくお仕事させていただいています」
    6 家族大好き語―「はい、尊敬する人はお父さんです」
    7 ポジティブ・エンジョイ語―「前向きに楽しみたいと思います!」
    8 ありがとう&リスペクト語―「感動をありがとう」「まじですげえ」

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 言葉は生き物です
    移り変わりは常にあるとは言え
    きれいな言葉を使いたい
    ものです。

  • 新しい使い方だと思えばよろしいかと

  • 読み物として、秀逸です。著者と同じ時代を生きていた者としては、「納得!」とこぶしを叩きました。
    親の言っていること(言いそうなこと)も的を得ていて。
    ただ、言葉の激流を作り、飲まれている人にも通じるのかな?
    イチローやハンカチ王子の様に、才能があって大人語の話せる人が人気があるって、言うのは
    好みはともかく納得しました
    (女性には、ちょっと厳しいかな?)

  • 綺麗な日本語、使う気になる。

    これだからゆとりは とか言われなくないもの。

  • この本マジでヤバイかも!<BR>
    私ってーこう見えて日本語ダメな人じゃないですか、だからこういう本ってつい手に取ってしまううんですけど、私かなり気にイッちゃったかも。<BR>
    <BR>
    表題通り「思わず使ってしまうおバカな日本語」の数々(今時の言い回しってやつ)がたくさん出てきて、その解説に「うんうん!」とうなづきながら読んでしまう本です。<BR>
    この本の著者ってすごく頭が良いんだろうなあって思います。<BR>
    文体も堅苦しくないので楽にゆるーく読めます。<BR>
    現代の日本には戦争に参加した世代・団塊の世代・バブル世代・団塊ジュニア・バブルジュニア世代がひしめきあって暮らしています。そんなさまざまな世代の中でイケてると思われイケてないとも思われる言葉がたくさん飛び交っていますよね。<BR>本の折り返しに「日本語の精神分析」と言える、画期的な論考!って書いてあったけど、今の日本人の精神分析として読んでもとても楽しめます。お薦め!<BR>

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著者プロフィール

深澤真紀:1967年生まれ。コラムニスト、タクト・プランニング代表取締役社長。「とくダネ!」にコメンテイターとしてレギュラー出演。「草食男子」で2009年流行語大賞トップテンを受賞。

「2013年 『ダメをみがく “女子”の呪いを解く方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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