- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396111274
作品紹介・あらすじ
現代日本人にも通じる江戸市民の「性愛感覚」。
感想・レビュー・書評
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三浦しをんの書評本「本屋さんで待ちあわせ」で紹介されていて読んでみたいと思った本。他の方も書いてあるように、作家さんが面白おかしく書いているというよりは、研究者が一般向けにわかりやすく解説しているといった感じ。
今まで謎だったことや、知らなかったことがわかり面白かったです。個人的にはもっと文献の引用や深く掘り下げたところまで書いていてくれたらよかったのになぁといった感じ。 -
所謂「近代化」する以前はキリスト教の影響もなくオープンではあったが、かと言って江戸時代は情緒や人情があってよかったと美化するのは間違いであるという内容。
この種のテーマは江戸時代の風俗としてTVでも度々取り上げられるので内容的な目新しさはそれほどないが、TVでは放映できないような事柄まで踏み込んでいるのは書籍ならではという印象。 -
2023/3/31 読了
鬼滅の刃の遊郭編の理解が少し深まった気がする -
2010.02.26開始〜2010.0310読了
マーカー付けてないので読み直しが必要 -
一口に江戸時代と言っても300年近くあるわけで。
鎖国により、完全ではないが外からの文化流入が狭まると、独自の文化、風俗が発達する。そこに、大量の外の文化が入り込むと、進化、そして、また同時に淘汰、侵食も始まる。
善し悪しは別として。
さて、タイトルの通り。実に面白い。町人文化ってのは、本当に笑わせてくれる。
とある馬を引いて歩く酩酊状態の男がいたと。たまたま出くわした男と話してる内に転んでしまい、ひょんなことから、馬に自分のイチモツを食い千切られてしまう。が、酩酊状態の男は大丈夫大丈夫とそのまま帰ってしまう。
居合わせた男が、こんな所にイチモツを置いてっちゃ大変だ、と町役人に届けだそうな。町役人はその男を探し出し、竹の皮に包んで自宅を訪れる。
対応に出た女房は、寸法を確認する所、旦那の魔羅に相違ないと答えたそうな。町役人は、その辺にイチモツを捨てちゃ迷惑だから頼むよと帰って行ったとさ。
町人の日記にはこんな冗談のような珍事件が残されている。
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2017.06.06 シミルボンより
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新書
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<目次>
第1章 江戸の性生活は楽ならず
第2章 性風俗こそ江戸の一大文化
第3章 「フーゾク都市江戸」をのぞく
第4章 江戸発、「性」の事件簿
<内容>
江戸時代のさまざまな小説などを題材に、タイトル通り、下半身事情を赤裸々に語ったもの。語り口も優しく、下々の話がよく分かる本でした。
逗子市立図書館
歴史の勉強にもなって面白いですよ〜☆
歴史の勉強にもなって面白いですよ〜☆
ただ、事例紹介だけなのは残念。今一つ...
ただ、事例紹介だけなのは残念。今一つ。