欲張りで懲りないアメリカ人 (祥伝社新書166) (祥伝社新書 166)
- 祥伝社 (2009年7月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396111663
感想・レビュー・書評
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[ 内容 ]
「平気で嘘をつく」「けっして謝らない」「我慢をしない」―それが私の見たアメリカ人気質だ。
在米24年、不動産投資家として、数々の物件を扱い、多くの人たちと仕事を通して接してきた。
「借りるほうも借りるほうならば、貸すほうも貸すほうである」、そこには、サギ、デタラメ、ウソが充満している。
政府の政策として、できるだけ、多くの人にマイホームを所有させようとした挙句、破産しても、一年後にはまたローンを組むことができるという、とんでもないことが横行した。
彼らは、反省、我慢、恥ずかしい、などという観念は持ちあわせていない。
アメリカ型消費資本主義など、けっして真似してはいけない実例集である。
[ 目次 ]
序章 投資家の私が見た狂気のアメリカ―サブプライムの現場から(バブルの真っ只中で見た狂気の沙汰;借家人を通じてみたアメリカ庶民の生活 ほか)
1章 借金漬けのアメリカ人―クレジットは“麻薬”。米政府はその売人(その日暮らし;40代、50代でも貯金ゼロ ほか)
2章 サブプライムだけではない―借り手も金融機関もウォール街も欲まみれ(問題はサブプライムだけではない!;差し押さえ、自己破産に陥る投機家ら ほか)
3章 「悪いのは自分じゃない」―謝らないアメリカ人(謝らないアメリカ人;平気で嘘をつくアメリカ人 ほか)
4章 社会背景―消える中流階級、増えるワーキングプア(増えない資金;経済繁栄に必要だった負債 ほか)
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日本人に一番分かりやすい例は小室哲也。何十億と稼いでいたのに、ふたを開けると借金まみれだった。アメリカ人の大半がこういう生活をしている。
アメリカでは自己破産者にも、すぐにクレジットカードの勧誘が届く。