「夫婦」という幻想-なぜ、結局いがみあってしまうのか (祥伝社新書172) (祥伝社新書 172)
- 祥伝社 (2009年8月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396111724
感想・レビュー・書評
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熟年離婚の実態を、相手の気持ちを計り知れないでいる鈍感な夫の無知ぶりが原因であると解説しいて、どのようにすれば熟年離婚の危機を逃れて修復していけことを説いている。
我慢の限界を迎えた妻の気持ちをうまく解説している。
「妻と向き合うことが出来ないでいる夫」の存在そのものがやがて嫌になるという。
我が家でも妻は小言をいい不満をこぼす、毎日だ。機関銃のようにいつも捲し立てている。「そこに置かないで」「もとあった場所にしまって」「あたしの言ったこと聞いてる?」食事するとき、ランチョンマットから外れたところにグラスを置くと「そこに置かないで、ここに置いて!」マット内の指定された場所に置かないと許せないのだ。僕からしてみたら妻は僕の「自由」を奪ってるとしか思えない。たまらなく苦痛を強いられてる。
夫婦は誰でも喧嘩はする。果たしてどっちから謝るのが多いのか一つ調べてもらいたいものだ。男からか女からか?
ウチでは誰も謝ったりはしない。互いに正しいのは自分だと思ってるからだ。言い分があるのだ。
今も変わらず男性社会であることは歴史的にみてみても明らかだ。でも熟年離婚とはいわない、ただの離婚ともいわない男女の別れでいい。簡単に言うと相互のコミュニケーションが足りないんじゃないのか。最初からその姿勢を男がまたない空気は分かる。でも男と女理解はほんとのところは難しいような気がする。「思いやり」必須事項だ。でも男と女、一つ屋根の下では人間関係には相性があるのではないのか。そんな気がする。
なにも我慢して堪え忍ぶ必要もない気がする。我慢してる夫婦はほとんどだと僕はみている。
夫婦を続けている心情の実態は「愛してるけど、好きではない」っていうのがほとんどのような気がする。
今じゃ皆んな男も女も鈍感なんかじゃない、ただ相性が合わなかっただけのような気がする詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読後感一言で
うまくいかない理由、わかるけど、、、
どうしたらいい?よくわからない
でした。
残念。よくわからない本でした。
目次
第1章 妻のサインを見逃すな!
~しょっちゅう「離婚」を口にしていませんか?~
第2章 なぜ「うまくいかない」か?
~夫と妻の思考はこんなにズレている~
第3章 「家族」というものとは?
~あなたが考える夫婦の姿は幻想である~
第4章 「結婚生活」をレビューする
~私自身、どのように「夫婦」をやりくりしてきたか~
第5章 夫婦も「契約更改」!
~夫婦関係も、アパートの賃貸契約と変わらない~
最終章 夫婦というパートナーシップ
~ひとりぼっちにならないために~ -
夫婦こそ関係維持に大きなエネルギーをさく必要があるが、それが無理なら結婚という制度に拘る必要もない。家族のかたちも多様でよいと、著者はいう。女性の忍耐の上に辛うじて成り立つ夫婦はいかがなものか。様々な地域や時代の結婚観を知ることで、視野が広がる。目からウロコの一冊。
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ダメな夫向けの本。ようやく対象読者ストライクな本がきた。
男性が書いている本なのに、とにかく煽る。危機感を感じたい人にはおすすめかも。
親を見て同じような家庭を築こうとするのは、夫婦お互い同じだが、育ってきた家が違うのですれ違う。
古い価値観でものを考える(男は〜、女は〜、母親は〜、父親は〜)のはやめた方がいい。もっと時代に合わせて柔軟に考えるべき。
自分も、母親が育児すべき、ジジババに頼り過ぎるのはいかがなものか、と思うところもあったが、それもこだわり過ぎることはないのかなと思った。
色んな意味で、もう少し柔軟に考えられるようになりたい。 -
職場の人が読んでみますかと貸してくれた本です。いろいろ思い当たる人もいるのではないだろうか。当たり前の話ばかりかもしれないが、時々立ち止まって自分や相手を振り返ってみる機会になればいいのでは。 女性は現在をすぐに取り込んで物語化し、過去は参照物になる。
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読みやすく面白い。これ買っておくから夫に読んでほしい
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現実を見、受け容れる。地に足を着けた行動は幸せの第一歩である。
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面白かったのは、妻が夫を殺すという事件の方が、世の中には多いらしいということだ。その気になれば、ワイン一本で殺人が可能なのである。
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これまで自分の中にあった「家族」という概念を、各著書で気持ちよくひっくり返してくれた斎藤先生。「あー、それ言っちゃうんだ」という面白さは健在ですが、ご自身の夫婦関係を書いてしまっているためか、照れをユーモアで紛らわせようとしているような文章で親しみを感じました。男目線で書かれていることは確かですが、妻だっていつ「いらない」と言われないとも限らないのです。夫婦は契約のひとつ。節目ごとの契約更改と創意工夫が必要なのです。みなさん、がんばりましょう。
あわせて、勝間和代「恋愛経済学」を読むことをオススメします。