デッドライン決断術-ムダな仕事はネグれ! (祥伝社新書 175)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396111755

感想・レビュー・書評

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  • ・残業時間と仕事に締め切り日を決める
     今日はxx時に帰る
     xx月xx日まで
    ・デッドラインの基本は明日。
     鉄は熱いうちに打て。
    ・今日やるべき事に対して、優先度はつけず
     

    ・仕事のアウトプットは「能力×時間×効率」
    ・時間を固定すれば、効率が上がる
    ・仕事のスピード=判断のスピード
     迷っている時間をなくす
    ・能力差は効率アップで逆転可能

    ・社内の意見の対立に、個人の勝ち負けはない

    ・社員教育は無駄である
    ・マニュアル化できない暗黙知などの
     仕事を盗めない人間は伸びない
     →本当にそう??
      チーム全体の底上げにはつながるのでは?

    ・会議ではプロセスまで含めて情報共有化し、
     話し合う場ではなく決める場とする
    ・担当者は徹底的に考えさせて
     結論を用意させ、会議に諮ること
    ・仕事とはやれることを100%やりきること
    ・一人でも部下を持ったら、仕事を任せる
    ・危機には「火消」→「再発防止」→横展開で対応
    ・トップマネジメントはどの分野に関しても
     現場の担当者の次に詳しくあるべき
    ・経営の仕事の答えはすべて「現場」にある

  • 著者のデッドライン仕事術を読んだ後に読むと
    日本も仕事の進め方には無駄が多いこと、
    効率的に仕事を進めるためには、何をそぎ落とせば良いか
    などが具体的によくわかる。

  • 仕事の評価はアウトプットでなされるべき。
    では、質の高いアウトプットを生み出すにはどうすればよいか?

    全体を通してデッドラインの重要性を説いているが、それだけでなく、ロジックやその他仕事術など、幅広く著者の考えがちりばめられている。

  • とにかく手を止めず、迅速に判断を続けるべし!速く速く!と言われているような気がします。今の職場で与えられた役割を顧みたとき、それは必要な方法論で、よりよいゴールに近づくための分かりやすいmind-setだよなと改めて共感。

  • 勉強になりました。
    「ネグれ!」って題名に入ってなかったら、課題図書にしたいくらい(笑)

    前半が特に面白かったなー。

    肉食系の定義と、判断力に言及する部分に納得。


    「どうしましょう?」と言う報告と、全部のデータを伝えようとしてしまう点、
    見に覚えがあり過ぎる…

    ダメ社員にならないように、変わります。。。

  • どのようにネグるのか?

    →論理的思考をベースにして膨大な情報をうまく編集する
    アウトプットに結びつかないインプットは無駄
    世の中の変化への対応として自立した個を目指して努力する必要がある

  • ●結論にいたるプロセスをパターン化して共有する
    ●「ホウ・レン・ソウ」は仕事のできない人間のOJT
    ●努力は裏切らない(図有り)
    ✳「ネグる力」を身につけよ。(図有り)

  • 「こんな世の中は間違っている」などと文句を言って古い手法にしがみついているのは、吹き荒れる嵐に「こんな天候は間違っている」と難癖をつけるのと同じで何も得られない。

    タイトルだけからは伝わらないけれど、内容は吉越 浩一郎お得意の「時間術」。
    そもそもはじめから「残業すれば終わる」という意識でいるから、日本のホワイトカラー層の仕事効率は悪い。はじめから「残業できない」という意識で取り組めば、もっと集中力が上がるのに、というもの。
    「残業して職場外俳諧していても、そっちの方が『仕事している』と評価される世の中だからなぁ」と思ってしまっては、書き出しのコメントと同じで何も得られないものなのだろうが。。。

    タイトルの「決断」については「結論に至るプロセスを社内で共有化する事によって鍛えられるようになる」とのこと。
    上層部の会議で決まった結論だけを舌に伝える会社は、結論に対する微調整を行う判断ができない。吉越さん曰く「最悪」のパターン。超わかる!

    「完成度を高めようとすると判断が遅れる」というのも納得。
    遅れた判断は次行程をバッファにするから、結局現場の人間が苦労するのよね…。

    毎回毎回、目からウロコが止まりません…。

  • 本書は「定時までに仕事を終えて会社から帰る」事と「きっちり仕事を終えて休みをしっかりとる」ために判断に長けて決断を下すためには何が必要かが書かれている。
    ライフのためにワークするという原点は忘れられがちであるが、問題意識のある人には役立つ本だと思う。

  • 吉越浩一郎著「デッドライン仕事術」祥伝社新書(2007)
    すべての仕事に対してデッドラインを定めることで、仕事のスピードをあげ、かつ、効率的な管理が可能になるというやり方を実践したトリンプの元社長が書いた本です。若干、自分本位な仕事や管理方法も書かれているが、デッドラインを決めることは大切だと感じる本です。デッドラインが重要だということ理解はしているけれど、継続できていない企業に対して、自らの仕事のポリシーを知らしめ、実践しているという点で評価できる事例紹介だと個人的に感じています。

    *仕事の効率をあげるためには朝一からエンジン全開で仕事をする。仕事のスピードを上げて一番楽になるのは自分である。
    *仕事の出来ない管理職ほど情報を隠します。日本の会社では、上層部と現場の社員のあいだでは、大きな情報格差があるのが現実です。部下への情報公開を怠っているのではなく、あえて隠している。本人がそれを自覚しているかは別にして、その方が楽に部下をコントロールできるからだ。
    *撤退ルールを決めておけば迷わずチャレンジができる。
    *問題の解決策を考えるのは担当者の仕事である。会議ではまず担当者に課題を与えて翌日までに結論を出すように指示し翌朝の会議でその説明をうける。会議は物事を話し合う場ではなく、物事を決める場である。

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著者プロフィール

1947年千葉県生まれ。ドイツ・ハイデルベルク大学留学後、上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。極東ドイツ農産物振興会、メリタジャパン、メリタカフェを経て、1983年にトリンプ・インターナショナル(香港)に入社。1987年にトリンプ・インターナショナル・ジャパンの代表取締役副社長、1992年に同社の代表取締役社長に就任。代表取締役在任中に19期連続増収増益を達成。2004年に「平成の名経営者100人」(日本経済新聞社)の1人に選出される。2006年に退任し、現在は、吉越事務所代表。

「2016年 『気力より体力 一流のコンディションを手に入れる 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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