不祥事は財産だ-プラスに転じる組織行動の基本則 (祥伝社新書184) (祥伝社新書 184)

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  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396111847

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:336A/H56f//K

  • 警察官僚(危機管理担当)である著者が、独特の視点で、徹底的に分析し、解決の糸口を明かす「組織行動」シリーズの第3弾。
    着眼点も、リスク管理、コンプライアンス、成果主義、組織文化、不正経理など会社における危機管理に根ざした部分で非常に良い本だと思う。
    ただし、あくまで危機管理の専門家が外部から見て判断したものであり、実際に危機管理の改善などを実践したものではなく、理想論的な部分も多い。
    また、不正経理に関して詳しい説明をされてもちょっと厳しい。それよりはどのような対策があるのか、といった点での検討がよりほしいと感じた。

  • 通りいっぺんのコンプライアンス対策なんて百害あって一利なし。こういう本をマネジメント以下で輪読する方がよほど会社の危機を救います。

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著者プロフィール

1961年生まれ。1984年に東京大学経済学部卒業。警察庁へ。

内閣安全保障室参事官補、愛知県警察本部警備部長、四国管区警察局首席監察官などを経て、現在は警察大学校警察政策研究センター教授。これまでオウム真理教事件、ペルー大使公邸人質事件、東海大水害対策などの危機管理に従事。

企業不祥事の分析を通じて組織のリスク管理及び危機管理を研究。1994年にダートマス大学 Tuck School で MBA,2012年に千葉商科大学大学院政策研究科で博士(政策研究)取得。

著書に、『組織不祥事研究』(白桃書房)、『続・なぜ、企業は不祥事を繰り返すのか』『なぜ,企業は不祥事を繰り返すのか』(日刊工業新聞社),『組織行動の「まずい!!」学』(祥伝社),『組織の失敗学』(中央労働災害防止協会)など多数。

「2019年 『企業組織の発展段階を知ろう! ベンチャーの経営変革の障害』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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