人類を幸せにする国・日本(祥伝社新書218)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 77
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396112189

感想・レビュー・書評

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  • 井沢さんだ~♪と思って即借りました。

    これは面白かった~。元気出る面白さ。
    「キリスト教徒白人は人殺しや征服の道具を作り、中国人は自分が裕福になるための道具を作っている。だが、そんな時に日本人は、金持ちしか持っていないものを貧しい人でも使える様にしてきた。」
    これに尽きる!!

    ただ…原発についてだけは、中国が事故を起こしたら日本大迷惑だから推進って書いてて。
    3・11前に書かれたものだから仕方ないけど、日本が起こしちゃったね…事故。

  • 2012/12/10 津市津図書館---津市安濃図書館

  • いろいろな事例で日本は世界から評価されている事を述べている。
    確かに報道は日本の悪いところを強調しすぎだと思う。
    著者は原発推進論者で「原発反対論者は国内のことしかみていない。これから中国は原発大国になるから、事故がおきて一番迷惑を受けるのは日本。だから日本は原発を推進して技術力を高め、中国を指導してあげればいい」だそうだ。今回の震災の前なので仕方が無いか。。。
    あと、自虐史観って言葉を使う人はどうも。。。歴史の評価に自虐も誇りも不要。

  • 2010年の年末にこの本を読んでいましたが、図書館でこの本を手に取った時、また読みたくなりました。この本が書かれたのも、私が読んだのも311震災の前です。前回読んだときとは、また異なった感覚で読みました。

    特に、この本では、原発の将来性を大きく評価していますが、この点だけは大きく変わってしまいましたね。それに代わるエネルギー(メタンハイドレード)を私は密に期待していますが、果たしでどうなるでしょうか、これを推進してくれる政治家が現れて、新たな方向性が示せるとイイのですが。

    以下は、今回読んで気になったポイントです。

    ・アングロサクソンは自分たちで作った道具で世界を征服したり、金持ちになろうとするが、誰もが家で映画を見られるようにしようと考えるのは、実は日本人のみ、それを世界の人々もおぼろげながら気づいてきている(p5)

    ・プルサーマル運転は、2009.12に、九州電力玄海3号機で国内で初めて運転を開始、2015年度までに16-18基でプルサーマル発電が導入される予定。核兵器を作るという疑惑を払しょくするため(p138)

    ・ES細胞は生命の萌芽である受精卵がルーツなので倫理的に問題とされていが、iPS細胞はこうしたES細胞の難点をクリアする画期的な技術なので世界の注目を集めた(p160)

    ・リハビリにもロボットが使われ始めた、サイバーダイン社が開発したHALは、ロボットスーツ、日常の動きをアシストする(p164)

    2013年10月20日作成

    ==========================
    逆説の日本史シリーズでよく読ませていただいている井沢氏によって書かれた本で、ここ数十年の日本の歴史を振り返って、日本の強みである技術力について解説されています。

    独創的な技術を発明するのは欧米人ですが、日本じの素晴らしさは、それを多くの人(エリートでなく大衆)が使えるようにして、結果として幸せにしたという素晴らしさがある、というのがこの本のポイントです。

    個人的にも、カラオケの発明及び、その改良度合については、30年以上前のカラオケの初期から最近まで知っている私は身を持って感じることができます。また、我々が普通に使っている家電についても、特許を取得せずに、どの企業も使用できるようにしかので安く普及したという話も聞いたことがあります。

    日本もまだまだ希望があると、この本を読んで思いました。この本を通して知ったことが多かったのですが、日本の将棋は「マネーゲーム」(p120)というのは面白かったです。

    以下は気になったポイントです。

    ・VHSビデオデッキは30年間で通算して、9億台を超え、テープは300億本を超えた、自宅にいながらにしていつでも映画や録画番組を楽しめることにしたのは、日本人の功績(p16)

    ・富士重工は大人4人が乗れる軽自動車を目指して、価格も35万円を目標とした、結果として360ccの「スバル360」が1950年代に42.5万円で完成した(p17)

    ・軽自動車、オートバイ、新幹線等、便利でスピードが速い乗り物を作り、多くの人が使えるようにしてきたのが日本人のしてきた仕事(p22)

    ・クオーツ腕時計は発売当初(1967年)、超高級品であったが、セイコーが特許を公開したため多くの企業が参入した(p37)

    ・ボルタの電池を改良したルクランシェ湿電池の欠点を改良して、世界で初めてマンガン乾電池を発明したのは、屋井先蔵という日本人、2008年にはアルカリマンガン乾電池でありながらオキシライド乾電池の性能を超えた第四世代の「エボルタ」が発売(p51,53)

    ・光ファイバーは東北大の西澤氏が発明したが、日本の特許庁が認めず、結果として外国企業に取られてしまい、日本人の発明にもかかわらず光ファイバー使用時には特許料を払う必要がある(p57)

    ・太陽電池の生産では中国やドイツに抜かれたが、関連技術では圧倒的、結晶シリコン・薄膜シリコン型では特許出願数の8割を日本が占める(p60)

    ・デジカメの販売数は2009年で国内;975万台、国外:1億台、世界販売の8割は日本製(p67)

    ・ミキモトが行った日本での特許裁判は負けたので多くの業者が参入した、海外から訴えられた裁判は、ミキモトの養殖真珠と天然真珠に差がないと認められた(p74)

    ・チキンラーメンが1958年に発売されたとき、1個:35円、当時のうどん1玉:6円と比べてかなり高井価格設定で、中華料理屋で中華そばを食べるのと同等の価格(p80)

    ・インスタントラーメンがチキンだったので、豚肉を食べないイスラム教(12億人)、牛を崇拝するヒンズー教(10億人)も取り込むことができた(p83)

    ・1897年から1913年にかけて冷害が頻発した、特に1913年の大冷害は20世紀最悪クラス(p90)

    ・炭酸飲料は、缶に詰めて密封した後、炭酸ガスが出て缶に圧力がかかるため缶が凹まない、コーヒージュースは殺菌のために加熱したまま缶に詰めるので内部の気圧が大気圧より小さくなるため、丈夫なスチール缶が必要(p94)

    ・1999年にアメリカで公開された「ミューツーの逆襲」がポケモン映画のヒットの始まり(p111)

    ・将棋は戦争ゲームでなく、マネーゲーム、金、銀、桂馬(シナモン)、香車(香薬)などの宝物を示す(p121)

    ・上流階級と下層階級の文化が全く異なり、お互いの交流がないのがグローバル、日本の文化は貴族も庶民も同じように楽しむ、折り紙や和歌等(p125)

    ・イギリスBBCが実施した国際調査では、「日本が世界に良い影響を与えている」と評価した比率は56%で、3年連続で国際貢献でトップ、評価が高かった国は、ケニア:78,イスラエル:75,インドネシア:74,アメリカ&イギリス:70%、低かったのは中国:55,韓国:37,日本:36%であった(p133)

    ・ケネディ大統領が、1960年代に人類を送ると宣言したが、もう一つ今世紀中にやり遂げたい人類の夢の技術は、「海水の淡水化」である、それは「逆浸透膜」という技術でアメリカで発明され日本で改良されて、東レ、日東電工で世界シャア6割を占める(p171)

    ・日本の水は、中国大陸からくる水蒸気が雲になって日本海側にもたらす、天然の伏流水である、日本の優秀な原発技術等を中国へ輸出すべき(p183)

    2010/12/30作成(1回目)登録日:2011.7.26.

  • 日本が好きな日本人はたった36%!? そんな日本人が、かつて高速鉄道からインスタントラーメンまで、モノづくりで世界中を幸せにするのに貢献してきたことにもっと誇りを持とうという書。日本人が作り出したもので「へぇー」と思ったのは、養殖真珠、軽自動車、乾電池、レトルトパック、缶入り飲料、冷凍食品。確かに世界の役に立っているかも。ただ原発もその一つ、というよりそれがメインの言いたいことなのかも知れないほどの積極さだ。その技術力を素直に信じているようなのだが、現時点の著者はどう考えているんだろうと気になった。

  • これまで日本が発明し世界に送り出した商品が紹介されます。日本も捨てたものじゃ無いんだよ、という一冊です。逆説の日本史の井沢元彦さんの本ですので歴史観に照らして世界の中の日本はどうか、というポイントを読みたかったのですが発明大行進のような本になっています。

  • 井沢元彦氏の「逆説の日本史」は興味深く読んでいるのだが…

    本書の日本人論も納得できるところも多々あるが…
    原子力発電の推進論で説得力は無になってしまう。

    原子力をどう考えるのか、様々な論点があるが敬意を持って議論することが必要だろう…

  • 「モノづくり」を中心に、日本が世界の生活や文明に、いかに貢献しているかを紹介した本。
    こじつけているように感じる記述もあったが、個人的には知らないモノづくりの話もあったので、★4つ。
    それにしても、なんだかんだ言いながら、本当に日本は「モノづくり大国ニッポン」なんだな~、と感じた。

  • read at mzen ark on Jan 7,11
    too much appraisal gap

  •  逆説日本史シリーズのこの著者,近年ずっと歴史的視点からの政治評論を展開しているが,ここ二作ばかりは,少し視座を変えたのか,日本文化や日本精神の再評価にスポットを当てていると見える。
     本作は,工業製品やヒット商品などを中心に「日本発」でワールドワイドに受け入れられているものなどの紹介が中心となっている。
     三橋貴明などが経済政策などについて日本再評価を高らかに掲げているが,マスコミなどが必要以上に貶めている日本の実績について,反省モードばかりではなく,こうしたよいところはよいと的確に評価するアプローチも大切だと思う。
      前作「世界が愛した日本」では日本の歴史的な善行・貢献等が紹介されていた。内容的には知る人ぞ知るという感じで,歴史愛好家には物足りないかもしれないが,それでも全体として歴史秘話的に語られていてうまく日本的な精神性を紹介していたように思われる。
     それに比べると,本作はウォークマンやVHSなど内容的には,個々には既に広く知られているものが多く,しかもそれから20年以上がたった現在,既に世代交代をしてしまっているものも多い。
     もちろん,それを通観して評価しようとする本書の意図も理解するし,それらに最初に取り組んだという当時としての進取の気性や改善の意欲というものは十分評価されてしかるべきであり,日本自身がそれをよく自覚すべきだという本書の主張にも同意する。
     しかし,現在の日本がそういうものづくりを既に蔑ろにしつつあるのではないか懸念される現在,少し色あせて見える気がして,かえって複雑な思いを強くする。それを警鐘と捉えられればいいが,むしろ自虐的傾向が強い日本において,殊にものごとを勝ち組負け組みという観点で捉えたがる世代には,寂寥感や郷愁をもって受け止められるのではないかという危惧も少し感じた。
     最後のほうには,そういうことに配慮した形で,日本が将来活躍できると考えられるフィールドなどについても記載されており,著者も「喝」ならぬ「活」を入れると書いているが,果たして今の若者にこれを前向きかつ意欲的に受け止めるだけの覇気が残されているか心配される。
     しかし,ともあれこうした簡単なガイドブックが一冊あるというのも悪いものではないと思おう。

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著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』シリーズ、『井沢元彦の激闘の日本史』シリーズ(ともにKADOKAWA)など多数。

「2018年 『天皇の日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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