- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396112233
作品紹介・あらすじ
アメリカとがっちり手を握った中国が、日米安保空洞化の虚をつく。そのとき、日本はどうするか。はたして活路はあるのか!?代表的論客と、気鋭の中国ウォッチャーによる「白熱の対論」。
感想・レビュー・書評
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右派論客の偏向対談と捉えてしまっては惜しい。米中が通じている節があることや尖閣は安保で守られないからくり、ODA中止と見せての中国への迂回融資とか正しい指摘です。でも、憂国の士の談論風発にすぎません。もう少し日本人も、本質に迫る研究をして、国際社会におけるアメリカや中国の行動のメカニズム、実例による実証、予測といった体系的な思考を見せて欲しいものです。いつまでも米中の手玉に取られ、むしり取られたくありません。
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ちょっと前の本だけど読んだ。好戦的な内容だけど、自分の国を自分たちで守ると言うのは同意する。感情的や部分が多かったから、ネトウヨには嬉しくなる内容だ。
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なかなかスカッとする書き方ですね。尖閣問題に潜んだ、日米安保や日米中の三角貿易にツッコミ、日本は米中からたかられてるという構図になっていることがわかった。なぜ立ち向かわない日本の政治家よ!?
この本が書かれた2010年から状況は何も変わってないし、この本に書かれているように中国の実効支配が始まってしまうのではないか、そしてそれを今の政権は止められないのではないかと危惧する。やはり憲法改正、軍事力強化が急がれる。
しかし、中曽根さんがあんなに避難されているとは。けど、避難される内容も大したことないし、そこまで言わんでもよかろうもん。あんときはアメリカとよくするのが精一杯だったのでは?と擁護してしまう。 -
尖閣諸島の問題を切り口に日本の取り巻く国際状況を主に、中国、米国との関係を中心に解説してくれています。ニュースや新聞で読むことのできない、今の国際状況が分かる本でもあります。ただただ、中国という国の存大さがわかります。ただ、中国という国の人口を考えると、世界が中国化してしまう危機を感じます。
ああいう国が存在する以上、世界平和なんて絵空事だと思いますね。 -
「日米安保の条文によれば、尖閣諸島が中国に占領されても、日本が武力を行使しない限り、アメリカは、基づいた行動をとる必要がないことと、歴史的経過によれば、中国は沖縄も自国領として主張してくる。」という内容が驚いた。
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この本はお二人の対談を急遽書き起こして出版したようだ。こうした作りは前からあるけど今後更に増えるだろう。速報性ではツイッターなどインターネットに逆立ちしてもかなわない旧メディアが生き残るには、トーシローにゃあできっこない複合的事実の分析・統合力やそこから導きだされる先読みの力ではないか。
(続きはブログで)http://syousanokioku.at.webry.info/201012/article_9.html -
タイトル通り、尖閣問題にも触れられていますが、「いま起こっていることを急ごしらえに語ってみた」というようなおざなりな内容ではありません。
政治・外交・安全保障・経済など、現状からその問題点の根本にいたるまで、現実的な目線で分析し、紹介してあります。
国内メディアではほとんど紹介されることのない対中援助の実態についても触れられていますし、EUや移民政策の問題点なども具体的に触れられています。
この中で語られている内容が、もっと広く知られるようになれば、日本は劇的に、よい方向に変わるだろうな。
そんな風に思いました。
とにかく、とても内容の濃い一冊。
より多くの方に読んでもらいたい一冊です。 -
日本が中国に侵略されている実態。表面だけなだめるが実質、中国と手を組むアメリカ。
古書店、図書館から古地図が消滅、尖閣諸島と竹島の証拠隠滅を図る。歴史観を塗り替える。