なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか（祥伝社新書226）

著者 : 若宮健

• 祥伝社 (2010年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[白汀さんの感想 · 2013年5月23日]

過剰に見える礼讃はリップ？ハンド？サービスでしょう。それでも韓国が2006年にパチンコを全廃した事実は不変。（現在は違う問題の対応に追われているようですが）　日本におけるパチンコの問題点を知る入門書として。

[8686さんの感想 · 2013年5月12日]

日本のパチンコ台が韓国に輸出され、韓国でも人々の生活を狂わせるほどの影響を持った時期があったことを初めて知った。しかも、韓国ではマスコミがその実情を大きく取り上げ、政府を動かし、一掃されていると言う。

日本でもパチンコをしている間に子供が車内で熱中症になる等の酷い事件は毎年起きている。それにも関わらず、日本ではパチンコ業界を問題視する風潮になってはいない。その背景には、政治家をアドバイザーとする協会の存在や、広告量などのお金の存在があることを知り、これまでの疑問が晴れた。

カジノを東京に作る構想を語る政治家もいるが、既に駅前から郊外や地方まで、どこでもギャンブルができる異常な状況の問題点を見つめ直す必要があると思う。

[tihatakaranariさんの感想 · 2013年1月29日]

チャンネル桜の『パチンコ問題特集』で知ることが出来た。
本当にパチンコは全国どこへいっても蔓延んでいる。年末、地元に帰郷した折にもパチンコ店が増えていたような気がする。
親族でパチンコ依存症がいないのは救いである（祖父が少しやっていた程度）。とは言うものの、日本人の100万人近くが「パチンコ依存症」という説もある。主婦や年金生活者など弱者から搾取しているという実態も許せない。日本維新の会の石原や橋下も日本にカジノを誘致しようと法案を通そうとしている。橋下はともかく石原は「保守派」と思っていただけに、ひどくショックである。著者、若宮氏の言う通り、日本も韓国に倣ってパチンコを根絶すべきだ。

[ぽちさんの感想 · 2012年11月25日]

とにかく日本の政治家がいけない。ということは伝わった。
ちょっと極端かなーという部分もあって、正直イマイチでした。

[勝沼 悠さんの感想 · 2012年9月24日]

　韓国のパチンコ廃止を引き合いにパチンコの問題点、なぜ日本で廃止できないのかについて述べる。

　韓国のパチンコ廃止までの流れと対比して日本のパチンコと権力の癒着について書かれている。
　利益の為に公然と射幸性の高いギャンブルが続けられている姿から、いかに現在がお金優先の社会かが分かる。
　どうすればという点では弱いが、問題提起としてはかなりインパクトのある一冊。

[nyankorouさんの感想 · 2012年8月20日]

尖閣のデモに向けるエネルギーを
パチンコ業界廃業にむけてくれれば良いのに。

[kimkimniyanさんの感想 · 2012年7月13日]

韓国で廃止できたノウハウを用いて日本への適用方法を建設的に意見するとこまで行き着いてない。ただ、批判してるだけ。非常にもったいない。

読み物としても感情が文章にむき出しになっており、読み手としては正直辛い。
題材がいいだけに全体的に残念な印象。

[saruzo12さんの感想 · 2012年7月10日]

着眼点はすごくいいのだけど、
日本人はなぜ？の部分はもう少し掘り下げて欲しかった
惜しい感じ

[こはなさんの感想 · 2012年5月24日]

コレも興味があったから読んでみた。
まぁ、読まなくても良かった。

[さるぼぼキングさんの感想 · 2012年3月7日]

パチンコの深刻な依存症、業界の構造、警察庁、政治家、ＴＶ新聞との酷いもたれ合い癒着体質など、わりと知られている事ではあるが、簡潔に問題点がまとめられている。
パチンコ全廃を断行できた韓国との違いは歴然。
しかし日本ではパチンコで身を持ち崩しても中毒だとの社会的認識は薄く、本人の人格に責任をおしつけがち、この点では何でもまず人のせいにしがちな韓国人の方が全廃に向けた世論の後押しを受けやすい面はあったろうと思う。

著者プロフィール

1940年、秋田県生まれ。
　トヨタ自動車のデーラーに19年勤務。メカニック、営業マン、営業所長を経験。営業マン13年で新車を1200台販売。独立後、自動車販売会社を経営するも３年で撤退。その後、損保の代理店を経営。選手として出場したスポーツは、スキー、ボクシングなど。ラリーにも出場。
　著書に『タクシードライバーほど素敵な商売はない』（エール出版）、『タクシードライバー千夜一夜物語』（Ｋ&Ｋプレス）、『失敗から学ぶ』『ＴＡＸＩ・ニューヨーク』（以上、花伝社）、『打ったらハマる パチンコの罠［ＰＡＲＴ１］』『打ったらハマる パチンコの罠（ＰＡＲＴ２）』（以上、社会批評社）、1998年夕刊フジに連載を執筆。
　http://www.wakamiyaken.jp

「2010年 『増補　打ったらハマる　パチンコの罠（ＰＡＲＴ１）』 で使われていた紹介文から引用しています。」