ビートルズのビジネス戦略(祥伝社新書244)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396112448

感想・レビュー・書評

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  • 開始3行目から、“AKB48の起源はビートルズにあるといえる…”なんて書いてあって、激しく購入したのを後悔しそうになったが、あまり他の書籍では語られていない、ビートルズのユダヤネットワークの話が解説されているという意味では読んでみても良いかも。でも余計なマックとスタバの話ばかりで、必要な情報が抜けているんだよね。例えば、あのエド・サリバンはユダヤ人だし、ビートルズの映画を配給したユナイテッド・アーティスツもユダヤ系資本の会社だ、とか。そうすれば、ビートルズのアメリカ成功の影のユダヤ・ネットワークが何となくみえてくるのに。このビートルズのユダヤ・ネットワークの話はこの人の独自論じゃないんだけど、そこまで語られてないから、他の方のレビューみたいに、ユダヤの話を持ってくるのはムリヤリだ、って解釈になってしまう。ビジネス本としては微妙だし、ビートルズの音楽的解釈も私からみると間違っているように感じる(ジョージの評価など)所があって、お世辞にも高い評価はつけられない。


  • 『#ビートルズのビジネス戦略』

    ほぼ日書評 Day346

    ビートルズが「正式に」解散したのは1975年、それまでの間、ソロで活動した収入もApple経由で4人に分配されていた。一番「損をした」のはジョージ。ポールが残りの3人を「訴えた」のは、この状況を解消すべきと考えたため。

    そもそもビートルズ4人の関係がギクシャクし出したのは、当時収入の9割を持っていかれる過酷な英国税制に対する節税対策のため。

    等々、カネの側面からビートルズの成功神話と崩壊の通説を切り崩す興味深い一冊。

    https://amzn.to/37yLitm

  • 殆ど知ってる内容だったので読まなくてもよかった

  • ビートルズをビジネス面から捉えなおすことによって、神格化されたFAB 4ではなく人間としてのビートルズを窺い知ることが出来る。
    特に税金に関する事項(当時のイギリス税制では9割も持ってかれったという)が興味深かった。

    ビートルズ世代を自称する団塊世代の爺(往々にして管理職)向けのビジネス書かと思ったら、案外と面白かった!

  • 当時レコード業界と出版社は密接に結びついていた。音楽のハードやソフトが今よりも充実していなかったので、楽譜の需要が大きかったから、レコードが出ると楽譜も販売されていた。
    アメリカで成功したイギリスのロックとして初めて。
    ユダヤ人が展開していたから成功した。
    音楽業界はユダヤ人が入りやすい業界。

  • ビートルズというとてつもなく大きい「金の成る木」を誰がどうやって育てて行ったかという前半部分とその「金の成る木」が巣食われ蝕まれ朽ちてゆく後半部分から構成されている。著者の我田引水的な部分もすこし見受けられるが、ビートルズのメロディアスな楽曲の奥に蠢く巨大音楽ビジネスの世界が確かに存在することがわかる。

  • ビートルズの成功は音楽の才能だけではなく、ビジネス面でもすごかったらしい。しかし、ビートルズも税金に苦しんでいた。会計士の選択も難しかった。ビートルズが解散した1つの理由らしい。

  • ビートルズの功績を、マーケティングやビジネス戦略という視点で捉えた本。とても興味深いし、ビートルズの歴史の確認にもなる。
    アーティストビジネスそのもののとらえ方が、ちょっと「キレイゴト」になっている部分はあるものの、それを補って余りある勉強になる本。

    音楽ビジネス書レビューはブログにまとめて書きました。
    http://yamabug.blogspot.com/2012/02/blog-post.html

  • プロモーション、印税、税金。音楽ビジネスは厳しい。なかなか良い内容でした。

  • ビートルズの歴史を紐解ける興味深い内容。
    わかりやすいが、プロデューサーの力の偉大さが身に染みた。

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著者プロフィール

1967年生まれ、福岡県出身。出版社勤務などを経て、フリーライターとなる。歴史の秘密、経済の裏側を主なテーマとして執筆している。主な著書に『ナチスの発明』『戦前の日本』『大日本帝国の真実』『大日本帝国の発明』『福沢諭吉が見た150年前の世界』(ともに彩図社)、『ヒトラーの経済政策』『大日本帝国の経済戦略』(ともに祥伝社)等がある。

「2022年 『吉田松陰に学ぶ最強のリーダーシップ論【超訳】留魂録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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