第二次尖閣戦争(祥伝社新書301)

  • 祥伝社
3.50
  • (2)
  • (0)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 26
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396113018

作品紹介・あらすじ

2年前の『尖閣戦争』で、今日の事態を予見した両者による対論、再び。アメリカ、台湾、北朝鮮を籠絡した中国が、剥き出しの暴力で襲いかかる。日本がとるべき道とは。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • レビュー省略

  • 二年前に発刊された「尖閣戦争」の第二段。

    中国情勢に精通したジャーナリスト青木直人さんと、博識な評論家、西尾幹二さんの対談ということで、楽しみに予約購入していたのに、なんだかんだでずるずると積読……
    ようやく読み終えることができました。

    あいかわらず、青木さんの何者にも寄りかからず、こびず、遠慮せず、気兼ねのないずばりとした発言は刺激的です。
    そして穏やかそうでありながら、ぴりりとした西尾さんの発言もずしりと脳みそに響きます。

    中国の政策やアメリカの思惑などなど、不安やいら立ちを覚える記述がいくつも出てきますが、なにより問題だと思うのは日本政府や一部財界人、言論人などの身勝手さ、いい加減さ、軟弱さ、平和ボケさなどなどです。
    宮脇淳子さんもおっしゃっていたが、結局突き詰めれば何事も日本の問題なのでしょう。

    帯にでかでかと書かれてあるように、「ひるむな日本。最後は勝つ!」という言葉を信じ、これからも勉強を続け、行動すべきところは行動する勇敢さを持っていきたいものです。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

西尾 幹二(にしお・かんじ):1935年、東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了。ドイツ文学者、評論家。著書として『国民の歴史』『江戸のダイナミズム』『異なる悲劇 日本とドイツ』(文藝春秋)、『ヨーロッパの個人主義』『自由の悲劇』(講談社現代新書)、『ヨーロッパ像の転換』『歴史の真贋』(新潮社)、『あなたは自由か』(ちくま新書)など。『西尾幹二全集』(国書刊行会、24年9月完結予定)を刊行中。

「2024年 『日本と西欧の五〇〇年史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西尾幹二の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×