本当は怖い韓国の歴史(祥伝社新書302)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396113025

作品紹介・あらすじ

本書が描くのは、大人気の韓流歴史ドラマからではけっしてわからない、悲惨な歴史の真実である。『朱蒙』や『太王四神記』などの主人公、将軍、庶民の本当の姿はどうだったのか。朝鮮半島の歴史に精通する著者の手による、本当の歴史ドラマがここにある。

感想・レビュー・書評

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  • 自国の歴史が少ないという海を挟んだ隣国の韓国。
    四分の一くらいは、読みにくい教科書の域を出ないと感じだが、以降は私にとってとても読みやすく理解しやすいものでありました。

    この少し前にイギリスの歴史を読んだこともあり、イギリスの「君臨すれども統治せず」を引用したり、南、西と地域分けをする理由もよく理解できた。

    韓国ドラマと歴史の比較引用も面白く成る程と思えるものだった。
    この本のお陰でミン妃を知り、そちらも読むことにした。

    この本を読むまでは、日本が朝鮮を侵略して植民地化したと思っていたけれど、元々中国の後ろ盾があって成り立っていた国と思えば、日本に同様の事を依頼しても不思議でない。

    秀吉の征伐という理由、李朝が近代化を止めて何をしてきたか、この著者だから理解できたと思う。

  •  韓流ドラマと史実が対比的に紹介される。古代史を実録のように描いておきながら、中世史はCGをまじえてファンタジックに制作するお国ぶりの指摘は興味深い。
     SF作家お家芸の外挿法か、朝鮮半島の近・現代史にとどまらず、世界史も引き合いに出されて、理解がはかどる。
     しかし、購入時は怒涛のように頻出する固有名詞とルビの多さに読みあぐねてしまった。
     白村江の戦いに関心がわいたのを機に読破する。看板に偽りなく、李朝500年の歴史は本当に怖い。

  • 文字通り、ドラマではなく真の韓国の歴史を綴った一冊。

    朝鮮は歴史的に1000回近く侵略され、常に属国にあったことと、その反動で古朝鮮に対する憧れがあることがよくわかった。

  • 昔から日本と関係が深かったんだ。

  • 豊田先生の韓国本は面白いのだけど、これは最初に読むには今一かな。
    二年に一度侵略に会って来た韓国の歴史を、最近のドラマに合わせて解説している。
    韓国に歴史に興味が無ければ今ひとつ。

  • 韓国の歴史の勉強の手助けになる。

  • 韓国の歴史ドラマを引き合いにして、本当はこうですという話をして進めていく本。

    その中で日本との関わりなども紹介されています。

    韓国というか朝鮮半島は侵略の歴史なんだと改めて考えさせられました。

    特に大陸からは何度も侵略されているし、半島内でも何度かいろいろな国ができています。

    主に侵略する側だった中国もいろいろな王朝が起きて今があります。その他の国だって同様です。

    そんな中、日本は大陸から離れてたおかげで日本という国は天皇制のまま1000年以上続いて来ました。

    隣の国の歴史を垣間見て、改めて日本の特異性に気付かされた本でした。

    (以上、ブログ全文です。)

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4490485.html

  • 著者の自慢話が少々面倒臭いけど、韓国史劇を実例に史料と対比して史実と虚構を指摘していく手法は興味深く、まだ見ていないドラマは見てみようかなという気になりました。

    豊田有恒氏、子どもの頃はSF作家としての認識だったけど、邪馬台国関係の本を出されているのをみて「あれ?」、今回の本で「あれれ?」…そうだったんだ^_^;

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著者プロフィール

1938年、群馬県生まれ。島根県立大学名誉教授。若くしてSF小説界にデビュー。歴史小説や社会評論など幅広い分野で執筆活動を続ける一方、古代日本史を東アジアの流れのなかに位置づける言説を展開して活躍。著作には数多くの小説作品の他、ノンフィクション作品として『たのしく老後もはたらく生き方』(ビジネス社)、『ヤマトタケルの謎-英雄神話に隠された真実』『「宇宙戦艦ヤマト」の真実 いかに誕生し、進化したか』(いずれも祥伝社新書)などがある。

「2023年 『不思議の国 ニッポン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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