- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396113148
作品紹介・あらすじ
九番目の栄養素、酵素。その謎は二十一世紀に入り、ようやくわかってきた。人間の寿命は、体内にある酵素がカギを握っている。体内酵素の量によって、病気になるかならないか、寿命の長短が決まるのである。では、体内酵素を減らさないために何をすべきか?酵素を食物から摂る方法とは何か?その答えは本書にある。また、加熱食や玄米が体に良くないなど、これまでの健康常識を覆す事例も紹介し、クリニックで行なわれている酵素断食を披露。酵素ブームのなか、酵素栄養学の第一人者が書いた決定版。
感想・レビュー・書評
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酵素は人間の体内に2万種類以上存在している。体内で行われる消化作業と代謝作業の主役であり、生命と健康の維持に欠かせない。生涯で生産できる量は決まっており、酵素を使い切った時に人間は死ぬ。不自然な食事やストレスなどで無駄遣いしてはならない。和食(生食&発酵食&食物繊維)は酵素食として優れている。
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酵素が身体にとっていかに重要か、詳細にかつ分かりやすく説明されている(とはいえ、一度では覚えきれないため、もう一度読む予定)。
腹八分目、よく噛むこと、ゆっくり食べること、バランスの良い食事をとること、などよく聞くけど何故良いのかわからず3日坊主になっていた私も、これで理屈を知れたので続けられそう。
どんなダイエット本よりも、とても効果的な本だと感じた。 -
酵素というのが人体にどのような影響を与え、かつどうすれば効果的に酵素がとれるかを指南した一冊。
酵素が動物にとって非常に重要なものであること、そして酵素を効果的に摂取することが大切であることがよくわかった。 -
最近本当にだるくて、食事の大切さに気付かされることがあったので読んでみました。
病気の原因
・食生活の乱れ
・強いストレス
・悪い環境と悪い生活習慣
三大栄養素がガソリンなら、酵素はバッテリー
糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、水、ファイトケミカルで八大栄養素
酵素は一定量しか作れない
健康を脅かす活性酸素は酵素がないと除去できない
生食と加熱食の比率は6:4で。
ファスティングのすすめ
玄米の安全な食べ方など
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2018年1月10日読了。
●酵素は、人間の体内では体温38〜40度で最も活性化。
●人体最大の免疫臓器→腸→昆布などの海藻類、キノコ類
梅干し、納豆、タマネギ、ニンニク、ゴボウ、キャベツ
●アクリルアミド→発がん物質→ポテトチップス
かりんとう、フライドポテト、ほうじ茶 -
「酵素」という観点から
いままでのいろんな事を鑑みれば
なるほどと合点がいく
目からウロコの話だ
・なぜ食べ過ぎは良くないのか
・加工食品は良くないのか
・睡眠が大切か
・ファステイングが有効か
答えは
「酵素」を浪費したり活かせないから。
なるほど。
体内酵素をいかに無駄遣いしないか
体外酵素をいかに食事からとるか
いままで明解ではないが
おぼろげ正解だと思ってたことの
裏付けになる
読む前と
読んだ後で
世界が違って見える。
生き方が変わる。
これが読書の偉大なところだと思う
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「酵素」を知れば知るほど
僕の興味ある「禅」との
結びつきを感じる。
まあ「酵素」と「断食」は関係が深いから
「禅」とつながりがあるのは当然と言えば当然か
「坐禅」に始まり、「隠棲」「隠遁」、
「莫妄想(妄想するな)」。
シンプルなものの考え方。少欲知足。
「無」とか「空」。「脚下照顧」。
さらには「清貧」
みんな「酵素」とつながる。
「気」とは「酵素」のこととも言える
気がする。
面白い
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食事で以下に栄養をとるか
そればかり考えてきたが
栄養よりも酵素。
酵素がなんとかしてくれる、って
気になった
それにしても
都会暮らしは酵素の面から見れば
地方より消費が大きいように思える -
かなり勉強になった。
今酵素や腸内細菌などに興味が凄くあるからこの本はありがたい。
・でんぷんをブドウ糖に変えるのがアミラーゼ、
たんぱく質はプロテアーゼ、脂肪はリパーゼという消化酵素で分解される。
アミラーゼは炭水化物しか分解できず、他の食物には適応できない。
それぞれ必要な酵素があり、その時に入ってきた食物に適切な消化酵素があてがわれる。
これを「適応分泌の法則」という。
・酵素が作られるのは睡眠中。
・酵素には一つ一つに「鋳型」と言われる鍵穴の様なものがあり、一つの酵素に一種類の物質しか受け持てない。いわば職人の様な存在。
・ビタミンとミネラルは酵素なしでは活躍出来ない。
そのことを「補因子」といい、その中でもビタミンは「補酵素」ミネラルは「補助因子」という酵素に支えられている。
・酵母とは、糖類を発酵させてアルコールを作る微生物のこと。
酵素は1日に製造される量は決まってる。
体内にある酵素は全体で2万種類ある中で、消化酵素は24種類のみ。
そして1日に製造される量の中で、どちらかが多ければどちらかが少なくなる。
要は酵素を使うバランスが必要で、消化酵素にばかり酵素を使わないことが健康だということ。
・悪しき食生活では適応分泌の法則が働き、それを消化しようと消化酵素が動員され浪費してしまう。
・胃は2つに分かれていて、食堂に近い方を「噴門部」十二指腸に近い方を「幽門部」と言う。胃自体のことを「胃体部」と言い、胃の上部のことを「胃底部」と言う。
・食物酵素胃とは、酵素を分泌しない胃のこと。
・うんこの成分は、通常水分が80%、食物酵素が10%、食べカス・老廃物・腸内細菌10%という割合。
水分が90%以上だと下痢で、70%以下だと便秘になる。
オナラの主成分は水素、窒素、酸素、二酸化炭素、メタンでほぼ無臭。
悪臭の元はアンモニア、硫化水素、インドール、スカトールで、悪玉菌が悪臭物質を作り出す。
つまりオナラが臭いということは腸内細菌の悪化であり、免疫力を測る指標。
・ショ糖(砂糖)などの二糖類は果糖とブドウ糖が結合して出来ており、その2つの結合は固く中々離れない。その時に使われるのが酵素や塩素(胃酸)で、結合が固いせいで分解酵素が膨大になる。
よってショ糖(砂糖)は強烈な酵素阻害剤であり、身体にへの負担になる。
・トランス脂肪酸は体内で全く代謝できない。
しかし体内に取り込まれると細胞膜を形成し、そこで細胞内の生化学構造が狂ってしまい、ホルモン以上、肝臓障害、糖尿病などあらゆる病気のリスクを上げる。
・2011年に世界一栄養がない野菜と言われるキュウリにホスポリパーゼという脂肪分解酵素が含まれていることが分かった。
この脂肪分解酵素は血液がサラサラになり体も温まるという優れもの。
脂肪分解酵素は摩り下ろすと増えるらしい。