都電跡を歩く――東京の歴史が見えてくる(祥伝社新書322)

著者 :
  • 祥伝社
3.52
  • (4)
  • (4)
  • (12)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 74
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396113223

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 過去の路線の沿線を辿りながら、停留所のあった地区について歴史的な蘊蓄を書いていくという本でした。話は色々と飛ぶし、路線をベースに書いているので地区的なまとまりも判りにくく、とっ散らかっている印象があります。そこに目をつぶれば、書いている東京の歴史自体は面白いのですけどね。

  • 都電がかつて都民の足として機能していたころの「線」をいくつか紹介している。今の都バスのように網が張り巡らされていた。

  • 歴史
    鉄道

  • ●:引用

    都電跡の歴史的な建物や場所を紹介するガイドブック風な軽い本かと思っていたら、以外に硬い本だった。

    ●本書は都電を題材にしていますが、一般的な鉄道の話は最小限にとどめています。それよりも、東京の街の成り立ちや社会史、産業史、生活史、文化史といった部分に光を当てることで、都電がこれまで果たしてきた役割を再認識しようと試みました。

  • “都電”は都内のかなり広い地域で、網の目のような路線網が張り巡らされていたのだという。本書はその中の一部を選び、路線の開設や経過、沿線地域の変遷等に関して幅広い話題を展開している。“都電”を入口にしながら「街の歩み」を色々な角度から説いていることになる。非常に興味深い。

  • かつての都電の系統を軸に、東京の歴史、街の形成、衰退などについて本。

    都電をタイトルに持つが、鉄道書ではなく、東京の歴史書に分類されるであろう本。都電はあくまで入り口であり、並べる順序を決めるものであったりと、読んでいくと脇役になっていく。

    単なる鉄道趣味書とは違った切り口の良本。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1977年、静岡県静岡市生まれ。行政誌編集者を経て、フリーランスライター。旅、鉄道、地方自治などが専門分野。著書に『鉄道王たちの近現代史』(イースト新書)、『封印された鉄道史』、『封印された東京の謎』(以上、彩図社)、『都電跡を歩く』(祥伝社新書)、『踏切天国』、『路面電車で広がる鉄の世界』(以上、秀和システム)、『全国私鉄特急の旅』(平凡社新書)、『政治家になっちゃった人たち』(総和社)、編著に『日本全国路面電車の旅』(平凡社新書)などがある。

「2020年 『歴史から消された 禁断の鉄道史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川裕夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×