誰も書かない中国進出企業の非情なる現実(祥伝社新書327)

著者 : 青木直人

• 祥伝社 (2013年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[minerva-48さんの感想 · 2018年7月18日]

中国市場は、人口の多さから魅力的かつ可能性の大きい市場と誰もが思ってきたなかで、こうした本書のような指摘は非常に興味深い。人脈ビジネス、献金、袖の下外交とビジネスの裏側、上手く利用される反日感情と運動の背景、そして余り陽の当たることのない多くの下層の人々の暮らし。粗っぽい記述と正確性に乏しい個所もあるが、重要なひとつの指摘だと思われる。