大人のための「恐竜学」(祥伝社新書)

著者 :
  • 祥伝社
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レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396113384

感想・レビュー・書評

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  • そもそも「恐竜」って何?”

    「トリケラトプスと鳥類の最も近い祖先から生まれたすべて」

    これが恐竜の学術的な定義です。

    と言われても……なんのこっちゃっ!
    「恐竜」や「恐竜」のいた時代に興味があるものの、ロスト・ワールドへの扉はガッチリ閉まっている。ふらふら散歩しているうちに辿り着いちゃったよ、あはは……的なわたしを全く寄せつけない。

    でも、安心してください。
    この新書は違います。分かりやすくて、とても面白いのです。何よりも、もっと恐竜のことを知りたいと思えるまでに知的好奇心を高めてくれます。
    それを表しているのが
    「恐竜を“勉強”するのではなく、現在の恐竜の新事実というものを楽しんでいただければ」
    との恐竜学の第一人者、古生物学者の小林快次先生の言葉です。

    『大人のための「恐竜学」』は、別名“大人恐竜相談室”です。ネットを通じて募集された質問が掲載されてます。恐竜、気になるけど“全く知識なし”さん(はい、わたしです)大丈夫です!基本のキから最新研究成果まで、読んでいくうちにいつの間にかロスト・ワールドへのドアは全開になっています。

    さて、そこで“そもそも「恐竜」って何?”の質問に戻ります。

    まず定義に出てくる「トリケラトプス」だけがなぜ名前を挙げられているのか。
    なぜ代表的な恐竜「ティラノサウルス」のかわりに「鳥類」という言葉があるのか。
    「トリケラトプス」グループと「ティラノサウルス」グループの違い、そして共通点はなに。
    などなどの分かりやすい説明が続きます。

    そしてついに「恐竜とは何か?」という問いに対して「簡単」に答えるのであればとの回答が用意されてます。
    その一文(そう、たったの一文!)に「なるほど!」思わず膝を打っちゃいました。目から鱗的なとても「簡単」な答えなのに、すべてがしっくり収まります。
    この答えによって『ドラえもん のび太の恐竜』のフタバスズキリュウ「ピー助」も、「プテラノドン」などの翼竜も、何で恐竜じゃないのか一発で理解出来ました。

    その答えとは……うふふ、やっぱり秘密にしとこっかなぁ。

    第1章 そもそも恐竜って何?
    第2章 恐竜はどのように進化してしたのか?
    第3章 恐竜のカラダはどうなっている?
    第4章 恐竜のライフスタイル
    第5章 もっと知りたい!恐竜豆知識

    迫力ある恐竜イラストの数々が、ワクワクする世界の入り口へと誘ってくれます。

  • 恐竜好きとしてもう最高にワクワクしました。

    この本は、大人たちが抱える子供のようなあるいは大人ならではの恐竜に対する疑問に答えていく一問一答のQ&A形式で書かれています。

    やっぱりティラノサウルスは大人気ですね 笑
    肉食恐竜を超える超肉食恐竜と呼ばれるだけあります。
    個人的には、映画『ジュラシックパーク』のティラノサウルスの鳴き声には、ジャックラッセルテリアの声が使用されているという事実が衝撃的でした!

    恐竜の定義から名前の由来、これからの研究についても書かれており、本気で古生物学を勉強したくなるぐらい魅力的な内容でした。
    学会など見学しに行ってみたいものです。
    とりあえず福井の恐竜博物館に行くところから始めないと!

  • 恐竜学の最新知識を手軽に得られる書。巻頭にも書いてありますが、恐竜大好きな子供を持つ親世代にオススメしたい。

    恐竜についての様々な疑問が一問一答形式で紹介されています。個人的には「首長竜(「ドラえもんのび太の恐竜」に出てくるピー助みたいなやつ)、やプテラノドンに代表される翼竜が恐竜ではない」というのがびっくりでした。

  • 再新恐竜情報のつまみ食い、みたいな感じだが、昔恐竜が好きで、このところ色々当時と違うみたいで気になるなあ、的な大人が首突っ込むにはちょうどいいかと。

  • ライトな内容ですが、大人のQに答える形式なので、普通の人が抱く恐竜についての疑問はかなりカバーできているように思います。
    子供が恐竜に興味を持ち始めたとき、改めて恐竜について知りたいときにおすすめです。

  • 土屋×小林の最強コンビ
    ページ少ないが恐竜マニアでも十分楽しめる内容だった。
    竜脚類の内温性・外温性について、成長とともに変化するかもしれないとの説は斬新だった。早く成長するには代謝が良い内温性である必要があるが、大きすぎると熱がこもりすぎてしまうという…

  • 初心者にもわかりやすかったです◎

  • 子供の頃は「恐竜のひみつ」や恐竜図鑑が大好きだったのに、いつのまにか興味を失ってしまっていた。しかしその興味を失った頃から恐竜の新事実も判明し、現在の恐竜研究はあの頃と比べるとずいぶん違ってしまったのだなと、この本を読んで改めて感じた。夏と冬に放送される「夏休み子ども科学電話相談」での恐竜の質問での、子供たちの生き生きした声はこういう最新情報を握っているからかと思い出してはニッコリ。この本のおかげで、この夏の質問はまた違った感じに聴けそうだ。

  • ☆コンパクト。

  • 恐竜学って書いてあるのでもっと小難しい専門用語沢山で小難しい内容なのかなと思ったけどそんな事はなくとても読みやすかった。
    監修の先生が夏休み子ども科学電話相談の大人版って感じと言っているように、まさにそんな感じ。

    多分ある程度恐竜が好きとか興味がある人なら知っている情報も多いと思うけど、それを再確認したりもできるし新たな発見もあるかもしれない。 
    でっかい竜脚類は体内に気嚢があったとか首の骨は殆ど空洞で軽量化とか読んで、これはまさに現代の鳥と同じじゃないかぁ!!と興奮したが次のページで当然それには触れられてた。そんなちょっとしたワクワクに出会えるしカッコイイイラストも掲載されているので読んでみて損はないかとおもう。
     
    この本は2013年に発行されているので、今年で平成も終わるしそろそろ最新の情報で恐竜学2を書いてもらいたいなぁ。

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著者プロフィール

サイエンスライター。オフィス
ジオパレオント代表。埼玉県出身。金沢大学大学院自然科学研究科で修士(理学)を取得。その後、科学雑誌『Newton』の編集記者、部長代理を経て独立し、現職。2019年にサイエンスライターとして初めて日本古生物学会貢献賞を受賞。近著に『アノマロカリス解体新書』(ブックマン社)、『化石ドラマチック』(イースト・プレス)、『パンダの祖先はお肉が好き!?~動物園から広がる古生物の世界と進化~』(笠倉出版社)など

「2020年 『恐竜・古生物 No.1図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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