あの歌詞は、なぜ心に残るのか─Jポップの日本語力(祥伝社新書) (祥伝社新書 355)
- 祥伝社 (2014年2月3日発売)
本棚登録 : 72人
感想 : 6件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396113551
感想・レビュー・書評
-
作者がいきものがかりを好きなのか、この時代にいきものがかりが爆発的に売れていたのか、多分両方。
言語学というと堅苦しそうだけど、こういうアプローチはおもしろい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
些細な違いだけど、言葉遣いひとつでこんなにも歌詞の印象が変わってしまうとは…
-
「壁ぎわに寝がえりうって 背中できいている」(『勝手にしやがれ』)はなぜ「壁ぎわで」ではいけない?
いきものがかりの『風が吹いている』とAKB48の『風は吹いている』にはどんな意味の違いがある?
助詞・助動詞&補助動詞・接続詞などを用いた、日本語特有の細かい表現によって、J-POPの歌詞には深みが与えられている。
歌詞を通して日本語の細かい使い分けを学ぶ、という試みが実に面白く、様々な再発見もあった。
個人的には、「~てくれる」「~てもらう」「~てあげる」といった恩恵表現を多用することが日本語の大きな特徴である、という著者の分析になるほどと思わされました。