あの歌詞は、なぜ心に残るのか─Jポップの日本語力(祥伝社新書) (祥伝社新書 355)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396113551

感想・レビュー・書評

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  • 作者がいきものがかりを好きなのか、この時代にいきものがかりが爆発的に売れていたのか、多分両方。
    言語学というと堅苦しそうだけど、こういうアプローチはおもしろい。

  • 些細な違いだけど、言葉遣いひとつでこんなにも歌詞の印象が変わってしまうとは…

  • 「壁ぎわに寝がえりうって 背中できいている」(『勝手にしやがれ』)はなぜ「壁ぎわで」ではいけない?
    いきものがかりの『風が吹いている』とAKB48の『風は吹いている』にはどんな意味の違いがある?

    助詞・助動詞&補助動詞・接続詞などを用いた、日本語特有の細かい表現によって、J-POPの歌詞には深みが与えられている。
    歌詞を通して日本語の細かい使い分けを学ぶ、という試みが実に面白く、様々な再発見もあった。
    個人的には、「~てくれる」「~てもらう」「~てあげる」といった恩恵表現を多用することが日本語の大きな特徴である、という著者の分析になるほどと思わされました。

  • Jポップ。ただ歌を聴いているだけで、心に残るわけがある。
    言語学的にも、Jポップは素晴らしいのだ。

著者プロフィール

山田 敏弘(やまだ としひろ)
岐阜大学教育学部国語教育講座教授。博士(文学・大阪大学)。国際交流基金派遣日本語教育専門家、富山国際大学講師、岐阜大学助教授を経て、2013年より現職。専門は、日本語学、岐阜方言研究。主著に、『日本語のベネファクティブ―「てやる」「てくれる」「てもらう」の文法―』(2004、明治書院)、『国語教師が知っておきたい日本語文法』(2004、くろしお出版)、『国語教師が知っておきたい日本語音声・音声言語』(2007、くろしお出版)、『国語を教える文法の底力』(2009、くろしお出版)、『日本語のしくみ』(2009、白水社)、『その一言が余計です。―日本語の「正しさ」を問う―』(2013、筑摩書房)、『あの歌詞は、なぜ心に残るのか―Jポップの日本語力―』(2014、祥伝社)、『日本語文法練習帳』(2015、くろしお出版)など多数。

「2020年 『国語を教えるときに役立つ基礎知識88』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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