インバウンドの衝撃 外国人観光客が支える日本経済 (祥伝社新書)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396114398

感想・レビュー・書評

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  • ホテルを満室にし、土産物屋をカラにし、不動産を買い漁る…。日本を救うのはやはり、インバウンド(訪日外国人客)なのか? 地方再生の切り札ともなる、日本経済の新たな形を徹底レポート。【「TRC MARC」の商品解説】

    関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
    https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40238596

  • インバウンドの傾向を知る上での基本情報が詰まっている。

  • 訪日外国人客「インバウンド」の様々な側面についてレポート。地方創生、ひいては日本再生の切り札としてのインバウンドの可能性を指摘し、それを実現するための方策についても提言している。
    インバウンドは年々拡大を続けており、たった数年で内容が古くなってしまっている部分もあるが、インバウンドの全体像をざっくり理解するには良い本だと感じた。

  • <目次>
    はじめに
    第1章   増加が止まらない訪日外国人客
    第2章   ホテル業界の異変
    第3章   訪日外国人客の日本での生態
    第4章   受け入れ態勢の課題と解決策
    第5章   地方創世の切り札として
    第6章   日本再生の切り札として
    おわりに

    <内容>
    生徒の推薦融資の課題図書。指導のために読んでみた。インバウンド=訪日外国人客。年々増加しているのは、旅行をするたびに気づいている。京都はもちろん、鎌倉や東京でも。彼らはかつての外国人のように、定番スポットにはいないことも多い。「こんなとこに⁉」だし、先日は京都大原で、バスの運転手に「宝泉院はどこ?」って聞いていた。私も知らないところだったが、客殿から見る枯山水が「額縁効果」でとてもいいらしい…。また一保堂茶舗で、渋く茶をたしなむ一人外国人を見た(クールに担当者に質問してた!)が、かつての日本人(高度成長期の”エコノミックアニマル”と呼ばれた日本人観光客)とは違い(中国本土の方はややその気があるが…)、ネット情報でコアな、そしてオンリーワンの観光を求めているような気がする。それに対し、本で書かれてあるように、受け入れ側の日本は、”おもてなし”といいつつも、画一的なお役所的な対応が目立ち、「民泊」問題でもそうだが、法律などが邪魔をしていて広がりが薄い気がする。
    高齢化が進む日本の、経済効果から「観光立国」が叫ばれるが、デービッド・アトキンソンの『新・観光立国論』のような、日本人とは違う視点の発想法や、ちょっと突き抜けた計画が生まれることを祈りたい。だが結局、地方の汚れのない?方々の日本人も外国人も分け隔てない対応が、一番の「おもてなし」で、そうした人を(できたら外国語のしゃべることのできる)育成することが一番で、行政は立派な施設的よりも、本に書かれていたような、案内表示、トイレなどの施設、法整備にだけ頑張ればいいのかな?


    横須賀市立図書館

  • 外国人観光客などの傾向・思考などデータを基に執筆された本。

    中国人の日本商品に対するお気に入りは、医薬品、化粧品、温水便座。
    1964年から日本に対しての旅行が緩和。
    フランス8300万人、アメリカ7000万人、スペイン6000人。訪日外国人1500万人位。まだまだ余力がある
    オリンピックへ向けての環境整備。
    多言語対応、無料WIFI、買い物環境、宿泊施設、CIQ、ムスリム、観光ルートなど。

  • 現在進行中のインバウンド現象を牧野節で、冷静に、客観的に分析された新書であります。
    また、ホテルや不動産のアドバイザーのプロとして、近い将来を見越した提案も盛り込まれていて、あっという間に楽しく読めました。
    内容は、以下のとおりです。
    第1章 増加が止まらない訪日外国人客
    第2章 ホテル業界の異変
    第3章 訪日外国人客の日本での生態
    第4章 受け入れ側の課題と解決策
    第5章 地方創生の切り札として
    第6章 日本再生の切り札として
    おわりに 真の観光立国を目指して

    ということでしたが、面白かったのは「作りすぎ」地方空港が切り札に でして、国土交通省、農林水産省が作った地方空港、よかったですね(笑)。

  • 2020年の東京オリンピックに向けて着実に海外からの観光客が着実に増えている日本。しかし世界から見ると、日本を訪れる観光客数は27位、アジアで見ても8位と、まだまだ伸びる余地がある。しかしただ黙って見ていれば観光客が増えるというわけではない。日本を訪れる人が何を求めていて、足りていないものは何なのか。海外からの訪問者から見た視点を提供してくれる。

  • 外国人旅行者が、日本のどこに興味をもっているのかが、例を挙げてくれているので分かる。

  • インバウンド相手をビジネスにしたい人から見た視点としては、分かりやすく書かれている。株式投資を勧める本のように、リスク、マイナス面が書かれてない。ホテルなどインフラ投資をしたが、たとえば中国人旅行者が激減したらどうなるかなど。旅行トレンドはこれまでも激変してきたのは、旅行会社の幹部なら身に染みて経験してきたことだが、あえてそれに触れていないという気がする。

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著者プロフィール

不動産プロデューサー。1959年生まれ。東京大学卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)、ボストン コンサルティング グループ、三井不動産などを経て、オラガ総研代表取締役兼全国渡り鳥生活倶楽部代表取締役。著書に『空き家問題』『不動産激変』『ここまで変わる!家の買い方 街の選び方』など。

「2022年 『2030年の東京』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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