「領土」の世界史 (祥伝社新書)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396114442

感想・レビュー・書評

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  • 世界史における戦争のほとんどは領土問題が発端です。国境をめぐる争いが発端となっている。

    こんな限られた土地しかない星の上で、限られた土地、資源を争うのか人間は…と思ってしまった。

    日本、韓国.朝鮮、中国、イスラム帝国.トルコ、イスラエル、ロシア、インド、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン、ポルトガル、アメリカの14カ国をとり上げている。

  • おもしろいが、、、
    当然だが、馴染みのないカタカナが多く(笑)、
    その辺が、取っ付きにくかった。

  • これはある程度、世界史わかってる人じゃないと読めないんじゃないかなあ。自分の知識が無さすぎるのかもしれないけど、すごく読みづらいです。

    史実を羅列してるだけで、詳しい解説をしてくれないから、全く内容が頭に入ってこない。もうちょっと丁寧に説明してほしい。せめて、各項目ごとに図を……。

  • 著者の八幡和郎氏は、元通産官僚で、現在は徳島文理大学教授を務める。近現代史を中心とした多数の著書も持つ。
    本書は、歴史上の戦争の多くが領土問題を発端としているという認識のもと、世界の主要な国・地域の歴史を領土の変遷という切り口で捉え、現在の国際的な問題のより深い理解に繋げようとするものである。
    取り上げられているのは、日本、韓国・朝鮮、中国、イスラム帝国・トルコ、イスラエル、ロシア、インド、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン、ポルトガル、アメリカ合衆国の13の国と地域。
    国や地域毎の領土の変遷というのは、世界の通史を追っても、大枠の部分以外はなかなか把握しにくいものであるが、本書では、それを最初から、現在に残る国・地域に切り分けて、それぞれの視点から捉えることにより、狙いを相応に達成している。差し入れられた多数の地図も理解を助けている。
    中国の現在の版図は漢民族の歴史の中で最も広いもののひとつであること、トルコとギリシャの反目の根底にはオスマン帝国vs東ローマ帝国という構図があること、インドの長い歴史の中でイギリスのインド帝国以前にインド亜大陸をまとめた国家は存在しなかったこと、欧州各国の領土が王位の継承・奪取や戦争により極めて頻繁に変化していたことなど、改めて認識することも多かった。
    一つの国・地域を10~20ページに凝縮しているために、史実の羅列に留まっている部分が多いこと、一部に十分な根拠の示されない断定的な記述が見られること、(大手出版元では考えられないほど誤植が多いこと)、などの気になる点はあるものの、関心のある部分についてはより詳しい書籍を併読することを前提とすれば、許容されるところであろう。
    国際・地域情勢に興味のある向きには一読の意義のある一冊と思う。
    (2016年3月了)

  • 元お役人が教科書と新書をひっくり返して作った雑学本といった感じ。内容は多岐に亘りますが、個別紛争にもっと突っ込んだ記載を期待していました。残念。あと、東アジアを中心に、筆者の哲学が垣間見える瞬間があります。筆者の主張が正しいかどうか、判断はできなかったのですが。

  • ノートを取りながら読みたい本だった。

  • このような内容を新書サイズで要約するのは危険。

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著者プロフィール

1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。現在は徳島文理大学大学院教授を務めるほか、作家、評論家として活躍中。著書は150冊を超え、ベストセラー『江戸三〇〇藩 最後の藩主』(光文社新書)のほか、近著に『365日でわかる世界史』『365日でわかる日本史』(清談社Publico)、『日本の総理大臣大全 伊藤博文から岸田文雄まで101代で学ぶ近現代史』(プレジデント社)、『日本人のための日中韓興亡史』(さくら舎)、『歴史の定説100の嘘と誤解 世界と日本の常識に挑む』(扶桑社新書)、『令和日本史記 126代の天皇と日本人の歩み』(ワニブックス)、『誤解だらけの韓国史の真実』『誤解だらけの平和国家・日本』『誤解だらけの京都の真実』『誤解だらけの皇位継承の真実』『誤解だらけの沖縄と領土問題』(イースト新書)、『消えた都道府県名の謎』『消えた市区町村名の謎』『消えた江戸300藩の謎 明治維新まで残れなかった「ふるさとの城下町」』『消えた国家の謎』(イースト新書Q)など、日本史、西洋史、東洋史から政治、経済、文化など多方面でリベラル・アーツを重視する斬新な視点で話題となる。

「2022年 『家系図でわかる 日本の上流階級』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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