ローマ帝国 人物列伝(祥伝社新書463)

著者 :
  • 祥伝社
3.10
  • (0)
  • (2)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 52
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396114633

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 独裁者を嫌う共和制ローマゆえにカエサル暗殺が起こったというのは知っていても、なぜ独裁者を忌避したのか、共和制以前のローマについてはまったく不勉強だった。
    本書でその辺の概略を掴むことができる。
    しかし、始まりはいいのだが、終わりがなんとも尻窄み。なぜ最後がアウグスティヌスなのか。せめて西ローマ帝国の終焉まで書ききってこそではないのか。あとがきの類もないのでなんだかフェードアウトみたいに終わった。

  • 散漫かつ曖昧な知識を少しでも系統づけられたらと手に取った。前半はまさしくその要求に応えてくれるものであったが、帝国が衰亡期に至り、それ自体混沌に陥ると、本書に登場する人々の関係図もまた混沌と入り組みだす。結局、帝国に関する総合的な知識を深められた気にはあまりなれなかった。
    「皇帝」列伝でも「賢人」列伝でも「指導者」列伝でもない、それらのすべてが時と場合によって入り混じったような構成もまた、その一因であったかもしれない。新書だが、本書を十二分に楽しむには、ローマに関するある程度の前知識が必要だと思われる。

    2016/7/7読了

全2件中 1 - 2件を表示

プロフィール

早稲田大学国際教養学部特任教授、東京大学名誉教授
1947年、熊本県生まれ。1973年一橋大学社会学部卒業、1980年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。
東京大学教養学部教授、同大学院総合文化研究科教授を経て、現職。専門は古代ローマ史。
『薄闇のローマ世界』でサントリー学芸賞、『馬の世界史』でJRA賞馬事文化賞、一連の業績にて地中海学会賞を受賞。
おもな著書に『教養としての「世界史」の読み方』 『教養としての「ローマ史」の読み方』(以上、PHP研究所)、『興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国』(講談社)など多数。

ローマ帝国 人物列伝(祥伝社新書463)のその他の作品

本村凌二の作品

ツイートする