- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396114909
感想・レビュー・書評
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生物的にオスは遺伝子を多様化するためツールの役割。
自分の遺伝子を残す点においてはメスがなる場合が多い。
オスが妊娠するタツノオトシゴの話が面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
進化生物学における有性生殖について幅広くコンパクトにまとめられていて、このテーマに関心がある初心者にとって最適。
生物の基本形はメスで、オスは遺伝子の多様性を生み出してより環境変化に適応できるようにするために存在するが、種によってはいろいろな変化形がある。そのあたりの紹介が面白かった。 -
オスはメスのために存在する。
ニモのお父さんがメス化するかもの話で盛大に笑った。 -
2017.05.28 「乱婚」で検索して見つける。
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農学博士による、オスとメスの性別に関する話。いろいろな生物の性別に関する事柄を取り上げており面白い。気楽に読めた。
「オスにとっては、パートナーの数が重要である。メスにとっては、パートナーの質が重要となる」p59 -
オスとメスの違いをテーマに「生命」を考察する作品。
生物の中にはメスの方が体が大きい場合と、オスの方が体が大きい場合の両方が存在する。メスの方が大きい生物は、女王アリのようにより多くの配偶子を生産することに特化しており、オスの方が大きい生物は、ゴリラのように家族や群れを守りやすいように進化した結果なのだ。
ハーレムを形成する動物の中では、オス同士の戦いに敗れ一生メスと交われずに死んでしまうオスもいるらしい。そんなオス同士は一箇所に集まって「悲しみの丘」と呼ばれる群れを作る、そしてハーレムのボスになったオスも、肉体的にハードなため短命の場合が多いそうだ。
結局のところ、子孫を残すためにはオスもメスも決して楽ではないのだ、しかし男女を問わず独身の人間が一番気楽に見えるのは気のせいでしょうか? -
易しく書いてあって読みやすいのだけれど、読み応えはない。オスメスに関するちょっとしたうんちくをたくさん読んだ感じ。オシドリのエピソードが印象に残っただけだった。
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レビュー省略
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モテるモテないよりも、本文中にあった「人はなぜ死ぬか」→「死ぬように作っておかないとどうしようもなくなる」が非常に納得させられた。病気や怪我をしなければ永遠に生きられる、というのは人間の究極の夢かもしれないけど、そうなったらなったで生物としてはいろいろ問題があるんだろうなぁ。