マイナスの効用 不安の時代を生きる技法 (祥伝社新書)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396116163

作品紹介・あらすじ

悲しみを堪える必要はない
がんばれという励ましが、その人の心を萎えさせることがあります。
絆を求められて、かえって孤独になることもあります。
「否定されていたものがプラスに転じるとき、人は思わぬ力を得る。
悲しみも、ボケも、お世辞も、悪いことばかりではないのだ」。
そう考える著者は、これまでになか ったユニークな効用論を本書で展開していきます。
新型コロナウイルスの恐怖にさらされ不安な日々がつづく中、心の痛みを癒してくれる待望の一冊!

感想・レビュー・書評

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  •  五木寛之 著「マイナスの効用」、2020.11発行。不安の時代(今までの常識が通じなくなった時代)を生きる技法として8つの効用が紹介されています。半分の「世辞」「ボケ」「ホラ」「鬱」の効用は理解不能wですが、「悲しみ」「おしゃべり」「病」「マンネリ」の効用はややわかります。①「悲」は共感共苦する心 ②聞く人、聞く状況によって語る内容は変わる。(政治家は種々雑多な聴衆を前に、何をどう語るか、極めて難しいものとお察しします)③健康法や養生法は思想や哲学につながる。(完全な健康などありえない)④手垢がつくほど繰り返し繰り返し読む大切さ。

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著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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