紫の悲劇 (ノン・ノベル 674)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396206741

感想・レビュー・書評

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  • 霞田兄妹シリーズ6作目。
    ここから第2シーズンが始まる。
    快楽殺人。
    志郎の心境も変わり、探偵メインでやっていくことに。
    ライバル的な存在も登場する。
    思想は受け継がれるものなのだな。

  • 霞田兄妹シリーズ7作目。今回から新展開のシリーズとなる模様。

    前作以降、兄の志郎は放浪に出ていたらしい。探偵としての自分に折り合いをつけ、今回からは多少積極的に動くように決めた様子。で、今シリーズではバロンという謎な元探偵が新たに登場。今後、キーマンとなりそうな予感である。
    事件の犯人は結局前回と同様な感じ。これから狂人まがいな犯人ばかりになったら、面白くなくなる気がするんだけど、、、。まぁ、最後にちょっとどんでん返し的な含みを持たせているので、その辺は期待しておこうかな。

  • 霞田志郎君に対する男爵が、これから悪いことをどんどんしそうな気がします。

    負けるな!志郎くん ヾ(●⌒∇⌒●)ノ  応援してるぞ~

    犯人は、なんとなくわかっちゃったけど
    ちょっと気味の悪いところもありました。

    事実は小説より奇なりっていうけど
    そんなこと、あるのかな…

    このお話ではお香の専門知識がいろいろ出て
    興味深かった!
    以前に木谷恭介さんの宮之原警部シリーズでも
    源氏香が出てきたことがあったので、より興味深く読めました♪

  • 三条と千鶴って似たもの同志だね。志郎がいなくなってから後悔したりして。このシリーズが後味悪いのは志郎が巻き込まれてるというスタンスを崩さず警察は志郎頼みってとこに問題ありだと思う。毎度のようにラストもいまいちという。段々千鶴に続いて三条もうざくなってきた。イケメンじゃない設定のが良かったんじゃなかろーか。
    千鶴は極度のブラコンっすね。

    志郎は多少心構えが変わった模様。やってることは変わり映えしませんが。見ている側では素人探偵なんて積極的なぐらいが気持ちいいですしねー。男爵はいいです。不遜で怪しげで割と好き。

  • シリーズの途中ということもあるのかもしれませんが。
    どうにも探偵役である霞田の、事件に対する姿勢(考え方)とか、関わりとか、その他もろもろのことがうっとうしく思えます。好みにもなってしまうのでしょうが、御手洗とか榎木津なみに傲岸不遜なほうがむしろすっきりしてていいかと。
    新宿少年探偵団の馬鹿馬鹿しさとか、小学生(だか中学生だか忘れましたが)が探偵役のシリーズなんかは結構好きだったので期待していたんですが、ちょっと落胆。
    アクの強い桐原も、どうも霞田との対比があからさますぎますね。
    事件自体も、動機とかそんなのあるわけないだろって感じですし。それに関する桐原の行動倫理も謎です。一応解決はしますが、全然すっきりしません。

  • 犯罪のための犯罪?
    形骸化された、様式化のための殺人事件。

    ある意味での本格の匂いなんだけど、なんだろうなぁ……何か作者の中でこなれていない感じがしてしまうんだけど。

  • 『東京「失楽園」』事件解決後、旅に出ていた史郎が帰ってきた。そして今度は探偵を「仕事」とする覚悟ができているらしい。毒殺され、小指を食いちぎられる被害者。そして10年前にも同じ事件がって展開は面白いかな(笑)もう1人の探偵登場で面白くなるかな〜って思ったけど(--;)うーん ある意味面白くはなったんだけどな〜(--;)

    霞田兄妹シリーズ。

    削除

  • 2004年11月15日読了

  • 霞田兄妹の新シリーズ第一弾。
    ”紫”が関わる話。男爵初登場!
    2007.6.17〜6.23。

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著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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