奔流 (ノン・ノベル 732)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396207328

感想・レビュー・書評

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  • 陳慶之も知らなければ、祝英台・梁山伯の逸話も知らずに読みました。(廉頗・李牧はかろうじて某漫画のおかげで知っていたのでこの人たちに並ぶのかぁ、と理解はできました笑)
    田中さんの話は、いい意味で教科書的でわかりやすく読みやすいです。
    あと個人的に、人の「魅力」を書くのがとてもうまいなぁと感じます。
    今作の最後は小説というよりは歴史のまとめを読んでいるようでしたが、陳慶之は田中さんの別作品の某魔術師が浮かびました。

  • 大勢の登場人物を魅了的に紹介しながら混乱させない手腕はさすがと言うしかない。
    全体的に話の起伏が少なく感じてしまうのが勿体ないと思う。

  • 鐘離の戦いキター!
    と思ったけれど、読む前の期待がものすごかったその反動なのか、不もなく可もなくといった微妙なところでした…

    友人に薦められて。

  • 陳慶之を主人公にするなら、洛陽陥落をクライマックスに持ってきて欲しかった。
    これではそれが付録扱い。
    あと梁山伯と祝英台の話はそちらに比重がよってしまっているので入れるべきではなかった。
    いろいろ残念な作品。

  • 読後、陳慶之や蕭衍、梁についていろいろ調べた記憶が…。ツボだったらしいです。登場人物では曹景宗がお気に入り。
                   …祝英台と梁山伯のエピソードはなくてもよかったかもしれない。

  • 中国歴史上で日本人にはほとんど知られていないと言っていいほど、マイナーな武将の物語ですが、何と言っても強い!作者が「何でこの人を見逃していたんだろう」と唸りたくなるのもわかります。中国で有名な悲恋劇を絡めつつ、中国に名を残した名武将の物語を堪能して欲しいです。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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