陽気なギャングが地球を回す (ノン・ノベル)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 4457
レビュー : 650
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396207557

感想・レビュー・書評

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  • 「日常と襲撃」を読んだのがだいぶ前で、これも既読のつもりでいたのですが勘違いだったみたい。

    しかも「日常と〜」のときより面白く感じた。数年かけて伊坂節にまみれたせいかな。「これ伏線だろうなぁ…」が実際見事に伏線で回収されていくのが小気味よい。

    響野(演説の達人)、成瀬(嘘を見抜く名人)、久遠(天才スリ)、雪子(正確な体内時計の持ち主)。彼ら四人組の計画は完璧…犯行も完璧…なはずだった。が、銀行強盗で奪った金を現金輸送車ジャック犯に奪われ、結局手元には何も残らず…

    でもこれで黙ってたらギャングじゃないぜ!ロマンはどこだ!と叫びながら奪還のため駆け回る。

    銀行は襲うが、いじめや嘘つきは許さない。そんな四人が最高にかっこいい。

  • さすが伊坂幸太郎という感じの軽快なタッチで、つい応援したくなる素敵なギャングたちでした。続編が楽しみです。

  • 市役所勤務の勤務で、ウソを見抜く名人のリーダー成瀬。
    喫茶店の店主で、演説好きな響野。
    天才スリの20歳の青年、久遠。
    紅一点は、精密な体内時計をもつシングルマザーの雪子。
    それぞれの能力をいかして、銀行強盗を成功させていくが、
    思わぬ誤算からトラブルに巻き込まれていく・・・

    はじめに裏表紙のあらすじを読んだ時には、
    「ウソを見抜く」とか、「演説好き」が、
    どうして銀行強盗可能なのかな??って思ってましたが、
    もっと能力高い人たちでした。

    リーダー成瀬の先の先を読む力には脱帽!
    何事にも動じないところも良かったかな。
    響野と久遠のおしゃべりも面白かったです。
    体内時計を持つだけじゃなく、それを生かして運転できるっていう雪子も、
    ステキでした。

    銀行強盗という犯罪を、こんなに軽く楽しく読んでしまっていいのでしょうか?

    いろいろ伏線がありますが、最後きっちりと終わらせてくれるので、
    スッキリしました。


    映画化もされてるので、観てみたいと思います。

  • タイトル通り、陽気なギャングのお話だった。
     銀行強盗をする4人組が個性的で面白い。リーダーの成瀬は、味方だったら最強だが、敵に回すと怖い人だ。

  • ひとりひとりのキャラクター設定が面白くて好きな作品です。
    それぞれの特殊能力を生かしす。
    んーー面白いです。

  • ずっと気になっていた本。伊坂作品をこんなに好きになる前から表紙や映画化で気になっていた。でも今まで読まないでいた。なんでだろう?こんなに面白いの早く読んでおけば良かった。
    伊坂作品を読んでいるとつい自分も仲間になった気になってしまう。読み終わると寂しくなる。みんなと会えないな、今どうしてるかなって。早々に続編読もう!

  • 初めての伊坂幸太郎はこれでした。ステキな大人が四人で大活躍ってお話が大好きです。

  • ううむ。文句なしに素晴らしく面白い!!構成もすごいと思うけど、なんつってもキャラクターがいいです。響野さんが面白すぎる・・・。終わり方も好きだあ。
    昔観た「ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ」って映画を思い出した。話が複雑に絡まってってきれいに一つにまとまる感じ。伊坂好きな人に観てみてほしい。
    「ダ・ヴィンチ」の特集で、響野さんの奥さんが「アヒルと鴨」に出てくる「主人公が頼りにしてる横浜在住の美人の伯母」と同一人物と知って相当びっくりしました。すげえー。

    • kwosaさん
      nonanano15さん

      はじめまして。

      『ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ』!
      凄くわかります!

      「横浜...
      nonanano15さん

      はじめまして。

      『ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ』!
      凄くわかります!

      「横浜在住の美人の伯母」の件もたったいま知り、びっくりしました。ちょっと読み返したくなりますね。
      誰か、伊坂幸太郎全作品の人物相関図を作ってくれないかなぁ、って思います。

      タイムラインから本棚へお邪魔してみれば、ついつい長居をしてしまいました。
      nonanano15さんのレビューをもっと読みたいので、フォローさせてください。
      2014/02/26
    • nonanano15さん
      kwosaさん
      はじめまして。
      伊坂さん作品の相関図、「ダ・ヴィンチ」か何かに載ってたような気がします。
      隠れたつながりがあって面白い...
      kwosaさん
      はじめまして。
      伊坂さん作品の相関図、「ダ・ヴィンチ」か何かに載ってたような気がします。
      隠れたつながりがあって面白いですよね。
      「陽気なギャング」、エンタメに徹してて大好きです♪
      2014/04/03
  • 今月の7冊目。今年の80冊目。

    面白かった。文章が会話だし、ユーモアがあふれている。読んでいて、すごい良いリズムだなーと思いました。それなりにシリアスな場面もあるけど、他のキャラ達がそれを面白おかしく変えてしまうので、ほんとに大丈夫か?って感じちゃいます。だからこそ、もう1人キャラがしっかりと出てくるわけで、まぁとにかく笑いながら読める良い小説だと思います。

  • 映画化した!と知り、気になるけど原作読んでから…と躊躇してたら映画公開は終っていました…。うん仕方が無いんだけどね…(基本的に原作ありものは読んでからの主義) でも読み終わってから、ああ映画見ればよかった!と後悔したのはこの作品が初めてかもしれない。だって(出来不出来はともかく)この話なら絶対痛快で面白かったに違いないんだもん!

    相手の表情から嘘をついてるか否かが分かる『人間嘘発見器』成瀬、生まれてから本当のことを話したことの方が少なかったのではないかと妻に心底思われている『演説男』響野、人間側よりも動物側の味方な若者『スリの名人』久遠、中学生の息子を持つ紅一点『精確な体内時計』雪子。映画館での爆弾騒ぎをきっかけに知り合った、この特殊技能の持ち主4人は、しっかりとした計画性と実行力でもって何度も銀行強盗を成功させていた。銀行に入り、警報装置を押させず、速やかに従わせ、確実に金を確保し、速やかに逃走する…その日の仕事も成功するはずだった。
    だが、車での逃走中に横道からRV車が突っ込み、それに乗っていた最近活躍中の現金輸送車強奪犯らは彼らの車ごと金を持ち去っていく。唯一手にした強奪犯らの手がかりを元に、仲間のひとりを突きとめるがそいつは死体となって部屋に転がっていて…。
    犯罪者なのに軽快でユーモラスで人生を楽しんでいる彼らの、クライムコメディ・サスペンス長篇。

    『ロマンはどこだ』
    なんかこのセリフを、どこかで言いたくて仕方が無い私がいます(笑) ロマンはどこだーvv
    もう本当に、4人の個性が際立っていて、会話が面白いったらない。しかも響野の妻・祥子さんも、雪子の息子・慎一クンも案外辛辣なので、誰との会話でもクスクス笑いが漏れてしまいそうです。祥子さん、プロポーズ承諾後に出鱈目でしょーって…それってOKしてないんじゃ…。
    成瀬と響野が20年来の友人ってのも、どうにも心惹かれますね。多分腐れ縁…というか傍目には相性悪そうに見えて、実はちょうど合ってる相手っているよねぇ。割れ鍋に綴じ蓋っていうかさ…(笑) 
    テンポのよいストーリー展開に、ついぐいぐい読んでしまいますが、なにげに伏線貼っておいて最後までには全部回収してるあたり非常にニクイ。うまい。グルーシェニカーはカーが付くんだから車…ってのは田中の冗談だったのか本気だったのかが私は気になるんだけどね(そんなのは伏線にはならぬ)
    強盗やってるのになぜか爽やかで、死体が出るのにあっかるくて。…こんな銀行強盗見たことないよ。面白すぎますv

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門、08年『ゴールデンスランバー』で山本周五郎賞と本屋大賞を、2014年『マリアビートル』が2014大学読書人大賞を受賞。

「2020年 『AX アックス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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