陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル 813)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 6813
感想 : 923
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396208134

作品紹介・あらすじ

人間嘘発見器成瀬が遭遇した刃物男騒動、演説の達人響野は「幻の女」を探し、正確無比な"体内時計"の持ち主雪子は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリの久遠は殴打される中年男に-史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。だが、華麗なる銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢誘拐事件」と奇妙な連鎖を始め…。絶品のプロット、会話、伏線が織りなす軽快サスペンス!伊坂ブームの起爆剤にして、映画化で話題の「陽気なギャング」ここに待望の復活。

感想・レビュー・書評

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  • 伊坂幸太郎の陽気なギャングシリーズ第2作。強盗団それぞれが遭遇した事件が、銀行強盗の際に居合わせた社長令嬢の誘拐事件と緩やかにつながっていく。

    陽気なギャングシリーズは、読みたかったものの、第一弾が、図書館になく、なかなか手を出してなかったのですが、本作を見つけたので、2作目ですが、読んでみました。1作目を読んでいた方が、人物設定が分かったり、ちょこちょこ出てくる話もわかって楽しめたろうなぁと思いますが、なくても充分楽しめました。

    1章のそれぞれの話は、元々短編でということで、バラバラではあるものの、ちょっとしたところで、つながりを見せ、2章以降の本編では、その時の関係が事件に絡んだり、影響していくのが、軽妙で楽しく読めました。あぁそこで出てくる的な感じがよいです。

    ギャング団の会話もテンポよく、シリーズを読み通したくなりました。

  • 予想通りの愛しきギャング達の活躍がたまりません。そしてまた三作目を読み始めてしまうのでした。

  • 陽気なギャングシリーズ②

    第一章は主人公4人それぞれの短編集。
    第二章以降は4人が銀行強盗を起こした後、誘拐事件に関わっていく話。
    第一章の短編集もそれぞれしっかり読み応えあるんだけど、それが第二章以降にも繋がっていくのがまた面白い。
    あぁあの話がここに繋がるのか!という爽快感。
    そして相変わらずテンポの良い会話、疾走感のあるストーリーが良い。

  • ギャングシリーズ第二弾。一章の短編がお互いに絡み合いつつも、それ以降の章にもしっかりと効いてくる伏線の妙はさすが伊坂作品!今回も楽しく読みました♪

  • すきーもうこの4人がすきーー

  • 変わった能力を持った銀行強盗がおりなす物語。
    「陽気なギャングが地球を回す」の続編。
    推理、サスペンス、コメディが渾然一体となった感じだろうか。
    物語はテンポ良く進むのでとても読みやすい。
    私は続編と知らずに読んでしまったのできっと面白さが半減している。
    それでも楽しく読めた。
    前作を読んだ人におすすめです。

  • かなり伏線があるっぽいし、いくつか見逃してそう

  • このシリーズ読むの好きやなぁ。

  •  陽気なギャングの4人の日常を垣間見れましたが、成瀬さんのが日常だったら凄いことですけどね。久遠くんが最強な気もしますが、全てを悟っている成瀬さんはカッコいいです。

  • 人間嘘発見器成瀬が遭遇した刃物男騒動、演説の達人響野は「幻の女」を探し、正確無比な“体内時計”の持ち主雪子は謎の招待券の真意を追う。
    そして天才スリの久遠は殴打される中年男に―史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。
    だが、華麗なる銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢誘拐事件」と奇妙な連鎖を始め…。
    絶品のプロット、会話、伏線が織りなす軽快サスペンス!
    (アマゾンより引用)

    久遠くん、好きなんだよなぁ

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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