まほろ市の殺人 (ノン・ノベル)

  • 祥伝社
3.16
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本棚登録 : 140
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396208646

感想・レビュー・書評

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  • 季節が巡るごとに怪事件が起こる真幌市の、季節ごとの事件を4人の作家が書いた競作中編。地名や真幌市の歴史に、有名作家や探偵、アリバイや密室などのミステリー用語が散りばめられていて、4人の著者が楽しんで物語を書いている感じがした。各話のトリックなどは若干物足りなさはあるものの、どれも楽しく読めた。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「おもしろがって付けたでしょう!」
      結構好きかも
      設定は4人で決めたのかな?
      「おもしろがって付けたでしょう!」
      結構好きかも
      設定は4人で決めたのかな?
      2012/07/05
    • jardin de luneさん
      どうでしょうねー
      4人でわいわい決めてたら楽しそうです!
      どうでしょうねー
      4人でわいわい決めてたら楽しそうです!
      2012/07/05
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「4人でわいわい決めてたら」
      読む前から、続編でないかな?と思っています。
      「4人でわいわい決めてたら」
      読む前から、続編でないかな?と思っています。
      2012/07/05
  • まほろ市を舞台にした『殺人』アンソロジー。

    春に起きた、殺してしまったかもしれない人はどこへ?
    流れる地元限定、どうでもよさげなニュースに
    彼女が出会ったらしい幽霊の痴漢。
    最後に語った弟の言葉に、なるほど、と納得しましたが
    相手に対して、そこまで頑張らなくても…とも。
    いや、必死なのは当然ですが。

    夏の片思いは恋へ。
    まったく考えなかった殺害内容です。
    いや、そもそもそこに至る感情?
    何だか全員、そこはかとなく病んでいる感じが。
    思い込みが激しい、とまとめても大丈夫??

    秋に起きている、小物がおかれた連続殺人事件。
    似たように殺された、小説家の助手達。
    小説家本人が、どう見ても単なる迷惑おばさま、です。
    事件を混乱させて大変にするタイプ?
    とりあえず助手達の件は片付くわけですが
    連続殺人犯の方は放置されたまま。
    一体? と思っていたら、最後にすごい落ちが。
    これはありですか??

    冬は初めての加害者側。
    警察に厄介になりたくない、と言いながら
    どうしてあちらこちらに金を借りたのか。
    警察さえ出てこなければいいのか? と
    ちょっと思ったり。
    結局悪い事はできません、という話ですが
    やはりいつつかまるのか、ぼろを出すのかと
    びくびくしてしまいます。
    疑問に思った事は、さっさと解決して
    憂いを取り除きましょう?w

  • 「闇雲A子と憂鬱刑事」 を読んでからしばらくの間は、読書中に人偏のつく文字がついつい気になってしまった(笑)
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/13594992.html

  • 架空の街「真幌市」を舞台に、春夏秋冬に起きた殺人事件の物語四作。
    「幻」をもじって生まれまた街というイメージと、好きな作家さんにつられて読みましたが、残念ながら残念と言わざるを得ないです。

    春…謎は正直、魅力的でした。不可能と思われる時間の齟齬はどう生まれたのか?どうなれば可能か?そして、冒頭の痴漢はどう関わってくるのか?わくわく読んだだけに、結末にがっかり。まさしくふわふわゆらゆらと誤魔化された感じです。現実味0だし安易。文章も幼稚で、出来損ないの児童書のようでした。

    夏…結末を除けば、結構好きだった作品。正直、かなり早い段階でメインのからくりの片鱗は読めるのですが、だからこそ少女の描写が物哀しくて、私は好きでした。やっぱり結末が突拍子もなく、無理やり感がやるせないです。読後感最悪。

    秋…最初っから最後まで軽い。薄い。つまらない。結末はどんでん返しのつもりなのでしょうか?ただの帳尻合わせにしか見えません。小物の共通点も、"so what?" あと一歩あるのかと思いきや…

    冬…四作の中では流石にまともでした。これも、結末を除けば好きな作品。結末も、ちょっと現実味がなさすぎるというくらいで、「まほろ市」で起きたことだし、許容範囲内です。家族と、蜃気楼の描写が本当に美しくて、哀しい。ただ、別に三つ子である必要はない…。伏線なんだろうけど、だからこそ結末がかなり確信を持って読めちゃうし、嘘くさく感じる。

  • 2014.2.28読了
    倉知さん、我孫子さんは許容範囲。麻耶さん、有栖川さんはちょっと無理!

  • 読んだ気がしていたけど読んでいませんでした。
    おそらく違うまほろ市の話を読んだのでしょう。

    真幌市という架空都市を舞台にした、四人のミステリ作家のシェアードワールドミステリ。
    それぞれ春夏秋冬の季節を舞台にしています。

    ので、四季で感想を。

    春。
    トリックはふざけ過ぎててわかりやすい。
    話はあまり面白くなかったが、伏線が伏線とわかりやすくていいなと思った。

    夏。
    内容はトンデモだなあと思いつつも面白かった。

    秋。
    こういうのは見たて殺人というかな。それに感心した。
    そこから犯人を結び付けられなかったが、なんとなく雰囲気で犯人ぽい人わかる気がする話。

    冬。
    解決編にてちょっとだけふざけるなと思った。
    可もなく不可もなく。感想は特にない。

  • 麻耶さん目当てで手にしたけど麻耶さんのが一番微妙でした

  • 春「無節操な死人」倉知淳
    ・4編の中で一番トンデモでした笑
    ・キャラクターも落ち着いていて、解決までの流れもぶっ飛んでいる訳ではないけど…大トリックが大目に見てもバカミス寄りなので、唸るような展開とは言えませんでした

    夏「夏に散る花」我孫子武丸
    ・重い…ずっしり
    ・トリックというより設定の仕掛けで物語が回ります。まぁ競作短編によくここまでの設定を持ち込んだな!と
    ・救いようのないラスト、余韻も美しかったです

    秋「闇雲A子と憂鬱刑事」麻耶雄嵩
    ・個性的でマンガっぽいキャラクターと殺伐とした展開、麻耶っぽいなぁ
    ・1つは「意外な犯人」として。ちょっと入り組み方は出来すぎというか、偶然に頼るところが多くないか?と思いました
    ・連続殺人の方、残された暗号の答えに気付けなかったのが悔しい…
    ・うーん、暗号が殺人を終わらせる鍵になるわけではない、というのは如何なものでしょう…麻耶だから良いか!と思っちゃう春「無節操な死人」倉知淳
    ・4編の中で一番トンデモでした笑
    ・キャラクターも落ち着いていて、解決までの流れもぶっ飛んでいる訳ではないけど…大トリックが見方によってはバカミス寄りなので、唸るような展開とは言えません

    夏「夏に散る花」我孫子武丸
    ・重い…ずっしり
    ・トリックというより設定の仕掛けで物語が回ります。まぁ競作短編によくここまでの設定を持ち込んだな!と
    ・救いようのないラスト、余韻も美しかったです

    秋「闇雲A子と憂鬱刑事」麻耶雄嵩
    ・個性的でマンガっぽいキャラクターと殺伐とした展開、麻耶っぽいなぁ
    ・1つは「意外な犯人」として。ちょっと入り組み方は出来すぎというか、偶然に頼るところが多くないか?と思いました
    ・連続殺人の方、残された暗号の答えに気付けなかったのが悔しい…
    ・うーん、暗号が殺人を終わらせる鍵になるわけではない、というのは如何なものでしょう…麻耶だから良いか!と思っちゃうのはだいぶ病気ですかね


    冬「蜃気楼に手を振る」有栖川有栖
    ・倒叙もの。ホラー的描写は流石!怪談に近いような、主人公が追い詰められていく様が良かったです
    ・で、その怪談ムードに飲まれ過ぎ、罠の暴露がちょっと残念に…いっそミステリじゃなかったら、安っぽくならずに締められたかも
    ・架空の伝承など、特殊な舞台設定を一番良い雰囲気で取り込んでいたのは、この作品かなと思います

    全体
    ・舞台がまほろ市である、というだけで、それぞれの話の独立度はかなり高いです。せっかくなのですから、前の事件のトリックが偶然にも他の事件の要素になっていたり、解決の形を次の作品に委ねてみたりしたら面白かったんじゃないかなぁ…季節の縛りがあるから厳しいけど
    ・その分、それぞれの作家の作風/得意分野が殺されず、個性のはっきりとした4編が並んでいます。誰かに作家を薦めるときに、まず好みを探るためにカタログとして読んでいただくと分かりやすいかと!

  • 我孫子武丸氏の作が一番面白かった。他の作品も良い。この本は買い。

  • 架空の街の設定を共有した4人の作家による4つのおはなし。実は推理小説はほとんど読んだことがなく、今回は友人からのすすめで読むことになったこの作品。1話あたりの分量が少ないということもあり、思った以上にあっさりと読むことができました。4つのお話、どれも作家の個性があり魅力的で面白かったです。1話めは大学生が主人公で、癖がなく読みやすい「無節操な死人」、2話めはヤンデレな女の子が怖くてでも惹きつけられてしまう「夏に散る花」、3話めは、この人が犯人だったのか…!というどんでん返しのある「闇雲A子と憂鬱刑事」、4話めは犯人視点でストーリーが展開していく「蜃気楼に手を振る」。
    私のイメージする推理小説に最も近くて読みやすかったのは、有栖川有栖先生の「蜃気楼に手を振る」でしたが、好みにヒットしたのは倉知先生の「無節操な死人」でした。私もクルツのような素敵な喫茶店の常連になりたーーーい!(笑)

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