- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396208868
感想・レビュー・書評
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読みやすい。
でも少し話が無理矢理感がある・・・。
でも短編で読みやすくてとてもいいと思う!
話し話しのジャンルが違ってとても楽しめた。
同じような話じゃないのはとてもいいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
バラエティ豊かな短編集。
ミステリー、推理物、安楽椅子探偵。
意外とハードボイルド好きな自分に気付いたり。 -
リドルストーリーからパスティッシュ、奇妙な味まで揃ったバラエティ豊かな短編集。頭ひとつ飛び抜けた傑作と呼べる作品こそないものの、どれも趣向に富んでいて標準以上の出来です。
個人的には、エリンの秀逸なパロディである「使用中」、映画「CUBE」を思わせる密閉状況での知恵比べの「しらみつぶしの時計」、「二の悲劇」の原作で叙情性が印象に残る「トゥ・オブ・アス」の3作品が特に好きです。 -
表題作を他の短編集で読んで惚れこんでこちらを購入しました。「しらみつぶしの時計」は二人称調の文も構成も大好きですね。その他も良作ぞろいで、好きだったのは「使用中」「盗まれた手紙」「イン・メモリアル」……あたりですかね。
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図書館より。
法月さんの文章は、ちょっと硬くて洋物の匂いがするところが少々とっつきづらく感じたが、さすがに論理を第一に大事にする人らしく、納得できるかつ奇想天外な結末でわたしを楽しませてくれた。粒ぞろいの短編集。
特に「しらみつぶしの時計」はよかった。
初めから終わりまで、正直話についていくだけで精いっぱいだったんだけど、ラストのひっくり返しかたが非常に鮮やかで思わず感嘆の声をあげるなど。
「イン・メモリアム」も、この短さの中で、読み終わったあとの頭のなかにしっかりもやもやを残してくれる。入れ子の箱を覗きこんだような感覚。
ところで、「使用中」って、以前世にも奇妙なか何かで、
ドラマ化されてませんでしたか(・・)?? -
非シリーズモノを集めただけあって、バラエティに富んだ短編集。どれが気に入るかはその人の好みによりばらけるだろうなぁ、というぐらいいろんなテイストのモノが収録されてます。
私は表題作の「しらみつぶしの時計」、「四色問題」辺りが好み。読了後の余韻を楽しめたのは、「素人芸」と「イン・メモリアル」かな。
他の収録作も「大ハズレだ!」という印象は持たなかったので、なかなかのレベルの短編集だと思います。 -
リドル・ストーリー、奇妙な味、名探偵パロディ、純粋パズル小説などバラエティに富んだノンシリーズ短編集。名探偵法月綸太郎シリーズでは本格の定型にきっちりはまっている作品が多いので、違ったテイストの作品が読めて面白かった。
すべて異なる時を刻む1440個の時計の中から唯一正確な時計を探し出せ、という表題作がベスト。