ドクター・メフィスト 瑠璃魔殿 (ノン・ノベル 888)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 56
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396208882

作品紹介・あらすじ

愛する祖国を追われ「新宿」に逃げ込んできた欧州の美しき姫。クーデターを起こした凄腕刺客からつけ狙われていたのだ。姫の護衛は共に行動する忠実な軍人ただひとり。逃亡の最中、姫に遭遇した「魔界医師」メフィストは彼女の身柄を若いカップルに託した。一般区民になぜ?しかも、敵味方順番に姫の争奪戦を行なうよう指示した。だが、魔都を彷徨する姫は執拗な追っ手をかわし続けた…。三つの人格を持つという姫の秘密の力とは?待ち受ける裏切りとは?読者を魅了する「白い医師」シリーズ、好評第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 魔界医師シリーズ最新刊(だと思います、たぶん・・・)


    ご存じの通り(?)、「魔界都市新宿」という舞台にはいろいろな主人公が別のシリーズとして乱立しています。

    「十六夜京也」(元祖の筈ですが確か3冊くらいのはず・・・)
    「秋せつら」
    「屍刑四郎」

    そして本作の、
    「ドクターメフィスト」(もったいぶる必要はありませんでしたね・・・)

    主人公が破天荒だからのなのか作家が破天荒だからなのか、良くわかりませんが、相変わらず、ストーリー展開も結果も良くわかりません・・・。
    ですが、「魔界都市」シリーズに愛着があるので、そんなことはどうでもよく、読むたびに旧知に会うような気分になります。
    (最初の小説から、もう30年くらいの時間が経っているはずです・・・)


    腐れ縁みたいなもんです・・・。
    (まだ読んでない「秋せつら」の小説が2冊あります・・・)

  • 今作は、何をおいても、序盤のミチとサブが、秀逸。
    むしろ、姫よりも魅力的だった。
    しかしストーリーは、相も変わらぬ序盤から中盤終盤に向けての散々なまでの方針転換っぷりだけど、これこそまさに菊地テイスト。
    慣れれば「ああ、またか」で済む。
    定番ストーリーをありがちキャラで意味もなくただきれいにまとめただけのお行儀のいい最近のラノベ読みたちに突きつけてやりたい。
    このシリーズ、どこかにせつらが見切れて出てくるのが特徴だけど……観光客w

  • メフィストシリーズもハラハラ感が無くなってきた感じ。せつらに期待か?

  • もはやメフィストの活躍よりも、とぼけたギャグパートに力を入れて描きましたと言われても否定のしようがない気がする。とりあえず、魔界都市には毎年二人以上が世界を滅ぼす力を持って現れるという事でいいですか。次の発売はせつらの海外編ってことかなぁ。

  • 出てくるだけで、その場の雰囲気をすべて持っていく外谷さんはずるいと思います。
    最近出オチ気味だよね。って最初からそうか。

    入れ代わって入れ代わって重なって重なって入れ代わって乗り移って乗り移って。
    途中でどうでも良くなった。

    区外の超人よりも、区内のチンピラの方がしぶといのはやはり腐っても魔界都市ですねぇ。
    あー、ダミー便利過ぎ。

    どうでもいいけどタカビーって死語だよね。

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著者プロフィール

1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者を経て82年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。以後、20年以上にわたりエンターテインメント小説界を牽引し続け、著作は300冊を超える。著書に『吸血鬼ハンター“D”』『魔界都市ブルース』『妖獣都市』等多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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