京都鞍馬街道殺人事件 (ノン・ノベル 899)

著者 :
  • 祥伝社
3.17
  • (1)
  • (0)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396208998

作品紹介・あらすじ

南アルプスの山間へ地質調査に出かけた元大学教授杉尾が失踪した。直後、彼が持つ平家伝来の刀が知らぬ間にTV番組に出品され贋物と鑑定されていたことが判明。しかもその贋物を欲しがる男まで出現した。不可解な出来事の連続に不安を抱く、杉尾の孫紗希子。その時、鞍馬から祖父の車発見の報が届く。静岡‐長野県境に向かったはずがなぜ京都に?宮之原警部は捜査を開始するが、やがて日本最大級の断層、中央構造線の走る土地で杉尾の他殺体が!怪しげな女占い師、原発利権も浮上し、事件は混迷してゆく…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 地震、原発、占い師と当時タイムリーなネタを
    うまくミックスしているとは思う。
    何となしに手に取ったこれが最終巻だったそうで。
    また時間があれば読んでみたい。

  • 警部、そして木谷恭介様 本当にお疲れ様 m(_ _ )m

    そして
    大きな大きな ありがとう
    +。:.゚ヽ(*´∀)ノ゚.:。+゚ァリガトゥ

    最新刊なのに最後の事件
    そして、木谷さんはとうとう昨年末に心不全でお亡くなりに…

    抒情ミステリーなのに作者が社会派なので
    今回の作品にも活断層やら原子力村など、
    現実でも起こりかねないことが次々と出てきます。

    警部には、ミステリーとしてよりも、町を歩く楽しさを教えてもらいました。

    膏薬の辻子で、京都には路地とは違う辻子という呼び名があること
    平將門の首を供養した神田明神の移り変わり
    日本唯一の三つ鳥居の大神神社
    氷室ってこんなところにあるんだ~
    などなど

    驚きのトリックは
    走ってる新幹線が消えてしまう事件

    宮之原警部シリーズ133冊 全部読みました。

    絶版になっているものもあり、
    アマゾンで古書を気長に待ち、結構なお値段で買いました。

    楽しい時間をありがとう
    本当に感謝しています♪♪

    死にたい老人 って本まで出しちゃった木谷さん。
    心不全では心残りでしょうか
    餓死じゃないけれど仕方ないよ。
    やり直せないし…

    私の警部のイメージは
    完璧にスティーブンセガールでした。

    また全部読み返してみましょうか♪♪

  • 121222

  • とうとうこれが最後の宮之原警部。

    長い間、楽しませて戴きました。
    ありがとう、木谷さん!

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1927年、大阪生まれ。私立甲陽学園卒。浅草の劇団「新風俗」、「三木トリロー文芸部」などを経て、ルポライターとして活躍。1977年頃より風俗営業の女性を題材とした小説で一躍注目を浴び、その後『赤い霧の殺人行』で旅情ミステリーの分野に進出。近年は宮之原警部が活躍するシリーズが人気を得ている。2012年に逝去。(2013年7月18日現在)

「2013年 『京都呪い寺殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木谷恭介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×