私のイエス―日本人のための聖書入門 (ノン・ポシェット)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 135
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396310172

感想・レビュー・書評

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  • 今までで一番しっくりきたキリスト教系の本。とにかく読みやすかった。

    後半部分にあった 奇跡についての解釈が心に残った。
    アウシュビッツで、一日一つしか与えられないパンを、病人の枕元にそっとおいてあげる人が少なからずいた話。病人の枕元にはいくつもパンがあったそうだ。同じくアウシュビッツで、妻子ある男の代わりに飢餓死刑を受けることにした神父の話。
    極限の状態であっても誰かのために命を削る・命を差し出すことができるという人間の性質こそが奇跡。キリストが死後復活したというのは身体が生き返ったという意味ではない。これまで命を捨てることを恐れていた弟子たちがキリストの死後、命を差し出すことを恐れなくなった、命をかけて布教するようになった。それこそがキリストの復活だ。

  • イエスの愛の本質が著者の人生経験を踏まえて易しく解説されている。

  • 特に第3章がわかりやすく、示唆に富んでいて良かった。

  • レポート用に読破

  • Amazon、¥381.

  • ☆積読中

  • 読みやすい聖書入門書。イエスを裏切った十二人の弟子が何故イエスの死後、使徒となってイエスの教えを布教するようになったのか。奇跡とは、イエスの臨終の言葉の解釈などなど、キリスト教徒でない人のまず感じる素朴な疑問に答えるように書かれてある。
    しかしながら、遠藤周作流の解釈と言えるのではと思う。クリスチャンでない私には、神あるいはそれぞれのキリストがいていいと思うので、彼の説明は非常にわかりやすく納得がいく。が、遠藤氏が薦めるように、他の聖書入門も読む必要がありそうだ。
    自分はカソリック信者だと言い切りながらも、作家としてまた彼自身の生きる道としてしっかりと自分の中でイエス・キリストが確立され、保守的なキリスト教会の反発を受けるのは必至であったろうに、彼流の解釈説明を公に文章に残している事に、大いに敬意を表したい。
    やはり遠藤周作が好きだ。

  •  遠藤周作がどうしてキリスト教を信じるようになったか。また、遠藤独自の聖書の読み方。興味深い

  • 飛行機の中に忘れた。。。

  • アンドリュー・ロイド・ウェバーの「JCS」にはまって読んでみました。

    キリストの今までのイメージが変わりました。

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著者プロフィール

遠藤 周作(えんどう しゅうさく)
1923年3月27日 - 1996年9月29日
東京生まれ。父親の仕事で、幼少時代を満洲で過ごす。帰国後にカトリックの洗礼を受けた。1941年上智大学予科に入学したが、中退。慶應義塾大学文学部仏文科入学・卒業後、カトリック文学を学ぶためにフランスへの留学。帰国後の1954年『アデンまで』を発表し小説デビュー。1955年『白い人』で芥川賞を受賞し「第三の新人」として脚光を浴びた。
1958年『海と毒薬』で第5回新潮社文学賞及び第12回毎日出版文化賞、1966年『沈黙』で第2回谷崎潤一郎賞、1979年『キリストの誕生』で第30回読売文学賞評論・伝記賞、1980年『侍』で第33回野間文芸賞などそれぞれ受賞。1995年に文化勲章を受章している。
上記受賞作のほか、1993年刊行『深い河』もキリスト教と日本人をテーマにした代表作と見なされており、映画化された。60年代以降「狐狸庵山人」(こりあんさんじん)を名乗り、様々なエッセイを記した。数々の作品が欧米で翻訳され高い評価を受けており、存命中ノーベル文学賞候補だったこともよく知られている。

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