ワサビの日本人と唐辛子の韓国人 (祥伝社黄金文庫 お 2-1)

著者 :
  • 祥伝社
3.39
  • (3)
  • (5)
  • (8)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 55
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396312138

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ワサビのひそやかな辛さと唐辛子の開けっ広げな辛さから説き始める日本・韓国論。純粋に韓国生まれの著者は在日韓国人に対しても厳しい。日本ほど平等な国はない。在日でもこんなに恵まれている?やや一面的な気がしましたが・・・。またクリスチャンらしい著者の特徴か、バチ(バツではない!)があたるという日本独特の言葉の背景にある汎神論的説明も面白いです。

  • 日本人は、自然に対する受身姿勢である。納得、うまいこというなぁ。

  • 韓国について知りたくて読書。

    著者の観察力と分析力は相変わらず鋭くて素晴らしい。表紙をめくると石原慎太郎氏が書評していてちょっと笑える。現在は日本へ帰化した著者が日本を選んでくれることを日本人として素直に嬉しく思う。それでも、ハングル読みの名前で通しているところに個人的に祖国愛を感じる。それは健全なナショナリズムだと思う。

    本書は95年と比較的に古い。しかし、本書以降に日韓関係もそうであるが、日朝関係が大きく変化した。北朝鮮関連を調べていて著者のことを知り著書を読ませてもらっている。

    本書からは朝鮮儒教を代表する文化である恨と、在日韓国、朝鮮人についての新しい氣づきを得ることができる。恨については少し誤解していたことを教えてももらえた。韓国人からみた在日韓国、朝鮮人論は興味深い。

    読書時間:約1時間10分

    本書は知人からいただいています。有り難うございます。

  • 「辛さでも淡泊・内なるワサビと能動・発散の唐辛子」

  • いやあよく分かるね。
    民族の壁ってとっても大きいのですね。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

韓国・済州島生まれ。1983年に来日、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程修了(北米地域研究)を経て、現在は拓殖大学国際学部教授、東京国際大学国際関係学部教授。評論家としても活躍中。1998年に日本国籍取得済み。
主な著書に、『攘夷の韓国・開国の日本』(文藝春秋、第5回山本七平賞受賞)、『スカートの風』(三交社・角川文庫)、『韓国を蝕む儒教の怨念』(小学館新書)、『韓国「反日民族主義」の奈落』(文春新書)、『日本にしかない「商いの心」の謎を解く』 (PHP新書)、『反目する日本人と韓国人』(ビジネス社)など多数。2021年から「呉善花チャンネル」を開設、「相反する日韓学」を配信中。

「2023年 『日本のどこが好きですか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

呉善花の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×