齋藤孝のざっくり!日本史 「すごいよ!ポイント」で本当の面白さが見えてくる (祥伝社黄金文庫)

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  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396315238

感想・レビュー・書評

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  • 文庫が出た当初購入し、その後何回か読み返しつつも何故か手元に置いていた1冊。今回最後に読んで、そのあとは誰かに譲るかしよう…と思っていたのですが。
    まさかの?残留決定。
    何回読んでも、日本史をこんな枠組みでとらえて面白いなぁとか、日本人としてはやはり多少日本史には通じてないといけないよねとか、そういう気持ちに毎回させられるのである。
    当時から全く成長していないのかもしれない。悔しい。

  • 大人になってから、日本史の理解が乏しいと感じたため、読みやすそうな本書に手を出した。最初に読んだのが本書でよかった。非常に興味が湧く流れの説明で、歴史をさらに知りたいと思った。


    その中でも、渋沢栄一の功績には
    非常に感銘を受けた。

    第一国立銀行を創設、多くの企業設立などの
    資本主義の仕組みを作ったことは、
    日本経済の躍進に大きな影響を与えた。

    これが無ければ、今の日本はない。

    まさに、私にとっての「すごいよ!ポイント」だった。

  • 非常に面白い。学生のときに出会っておきたいような。大人になってざっくりと日本史や社会を知ってから読むから逆に楽しいみたいな。

  • ざっくり日本史を理解する、というよりは現代の日本の特異点、精神性、ポイントというところを歴史的出来事から紐解く。コラム集かな。

    例えば三世一身の法・墾田永年私財法から、日本は土地所有の考えが体制側のものか、民のものかを行ったりきたり。しかもその変化は大きな変革に依ってでしか起きない。言われてみたらそうだよなぁ。

  • 時系列に日本史を追いかけて解説するスタイルではなく、いくつかの歴史的なポイントと現代の日本人への繋がりを意識させる構成になっていると思われる。

    日本史って、そんなに興味がなくて、、 それは、高校生のときに読んだ日本の私小説があまりに個人の内面ばかりにフォーカスしていたので、私小説が嫌いになって、、 中国の三国志やヨーロッパの歴史物・小説に入っていったこともあって、ある意味、日本史についてはじめて読んだ本と言ってもいいかも。

    歴史物というと、戦争と統治システムの話であり、権力を持った者、勝者の話が多くなりがちだが、この本では、統治システムについての変革については、大化の改新、三世一身の法、鎖国、廃藩置県から明治維新、GHQの間接統治等が触れられているが、勝者の理論的な形ではなく、なぜ、そういうことが起きたのかという点についての著者の洞察が語られている。

    日本人の特性として、お上のいいなり、ゆるさの他、良い物を他国から取り入れる(ビジネス・システム等)、みんなが一気にその流れに乗る(はしかのような物にかかりやすい)等を指摘しつつも、たとえば、漢字は中国から渡ってきたものだが、文法などのシステムは独自だったり、鎖国によって、独自の文化を開かせたことなどの話が提示されている。

    感銘を受けたのは、GHQの圧倒的仕事力の最後に書かれた「日本は中国にひどいことをしたとよく言われます。言い訳や弁護をするつもりはありませんが、その罪を問うならば、アメリカが行った、一瞬にして20万人以上の非戦闘民を殺した原爆投下の罪も、問われるべきなのではないでしょうか。」と言う箇所です。
    これは、アメリカによる対ソ連ストーリーがあってのことであれば、なおさら。
    当時と比べれば、各国のたち位置、世界情勢は大きく変わっていると思いますが、日本は周到に練られた戦略に負けたと言う事実。そして、今の日本がどういう方向に進むべきなのかなどを考えるきっかけになりました。

  • 幕末、かな文字、古代、近代、戦後と縦横無尽。面白く読みやすい。各時代の人が生き抜いて今があるんだなあ。
    現在は先人の遺産にあぐらをかいていて危険。歴史をよみ、今できることをやることが必要だと思った。※

  • 何部かコラムがまとめられたような作りだった。

    その中でも、三世一身の法とバブル崩壊というタイトルの章の土地に関する考察が面白かった。

    なぜ人は土地を所有することに躍起になるのか。

    三世一身の法により、荒れた土地を耕すイニシアチブを人に持たせ、さらに20年後、墾田永年私財法でそれを強化する。

    荘園制ののち、班田収授法で平等を保ち、秀吉の太閤検地で一網打尽にする。

    人々が土地をめぐるドラマ

    すごく興味深く読めた!

  •  すっかりメジャー化した齋藤孝先生の日本史観。教科書のようにすべてを網羅しているわけではないが、独自の視点で歴史を解釈している点はマクニール教授の世界史のコンセプトと共通している。その視点も、社会、制度、外交、国語、宗教、芸術そして身体論。さらにそれぞれの分野とその周辺領域を有機的に絡めているので、誰でも何箇所かは食いつくポイントがあるはず。

     思考には何かしらのガイドラインが必要であるが、解釈を通さない広く普及した歴史物語はとても優れた指標となりうる。それにそって自らの歴史観や思想を論じるのはとても意義深い。とはいえ、その「解釈を通さない歴史」がまずありえないのではあるが。

     あらゆる分野へと興味の矛先を誘ってくれる齋藤先生の特徴がよく表れている一冊。最近はすっかりおとなしくなっているが、ここらへんでそろそろ本格的な身体論も読んでみたい。著書が多いのでこちらが見逃してるだけかもしれないけど。

  • 安易な歴史解釈と浅い考察と紋切り型の俗流日本人論が満載。教育云々と言いながら大概の事象を国民性と関連付けて説明するのははっきり言ってどうかと思う。歴史に疎い身からすると興味深い見方もそこそこあるけど、明らかにいい加減な部分が多くて信頼性が低いため素直におもしろがれない。ざっくりは歴史の切り取り方というより思い込みの強そうな著者の思考。

  • 2013.10.03-06
    ざっくりだけど、所々切り出して解説があり、スラスラ読めて楽しかった。現代の日本人とのつながりを論じたり、ユーモアがある解説で飽きずに読めた。鎖国による圧がかかった上での文化形成。日本文化は奥深いということと、細部までもこだわる職人気質であることが書いてあった。

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著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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