大東亜戦争の正体 それはアメリカの侵略戦争だった (祥伝社黄金文庫)

著者 : 清水馨八郎
  • 祥伝社 (2011年7月22日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396315481

大東亜戦争の正体 それはアメリカの侵略戦争だった (祥伝社黄金文庫)の感想・レビュー・書評

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  • この本の著者である清水氏は、現在(2013.4)90歳を超えるご高齢のようですが、今から20年ほど前に、私の歴史観を変えることになった忘れられない人です。最近は執筆活動はされていないと思っていたのですが、2年前にこの文庫本を出版されていました。

    現在の日本の技術力などを褒め称える本は何冊かありますが、日本の風土や文化等、日本を支える根本の部分について、日本の素晴らしさを解説している本に出会ったのは、清水氏の本が初めてであり今まで何冊か読ませてもらっています。

    この本の主題は、「なぜ日本が大東亜戦争(太平洋戦争)を戦うことになったのか」についてです。帯に、「正論か暴論かは読者が判断してほしい」とありますが、我々の考え方は戦後に行われた「東京裁判」に大きく影響を受けていることが多いと思います。

    毎年、終戦の日を迎える前後には、日本が最後に戦った戦争について学ぼうと思いつつも、あまりできていないのが現状なので、この本を契機にしてみたいと思いました。

    ただし、私がこの本で最も印象に残ったのは、「30代で14億人になるが、124代前の神武天皇から国土に生きてきた人の数は、4-5億人とされる。これは、相互の親を何度も共有して親戚同士であることを意味する(p223)」というポイントでした。日本人は皆、親戚なのでしょうか。

    以下は気になったポイントです。

    ・大東亜戦争とは、開戦直後、日本政府が正式に決めた名称であり、昭和天皇の詔にあるとおり、アジアの安定と自国の平和と繁栄を願う自存自衛の聖なる戦いである、但し昭和20.12.15に出された神道指令により、その呼称は禁止となった(p25、33)

    ・世界史上で正式に使われている「太平洋戦争」は、明治初期(1879-83)にかけて、南米のアタカマ砂漠の硝石利権で、ペルー・ボリビアとチリの間で起きた戦争、この戦いでボリビアは沿岸を失った(p28)

    ・昭和22.3の検閲作業従業者は、連合国軍人:538、連合国籍民間人:554、日本人:5076人の合計6168人(p33)

    ・地動説が出てからは、日が昇ったという表現は誤りで、地球が何度太陽の方へ傾いたというべき、地球の自転だけでも1日1周するので、その速さは新幹線の10倍以上(p40)

    ・二国間で歴史観は共有できない、ジョージワシントン(米英)、ジャンヌダルク(英仏)、伊藤博文(日韓)(p51)

    ・戦争により、白人たちは植民地をすべて失い、西洋の古巣に戻り、アジアアフリカの植民地は解放された(p52)

    ・終戦後に連合軍が謝罪の意志を間接的に示しているのは、講和条約で日本に賠償金を要求しなかったこと、米英も中(蒋介石の中華民国)も放棄している、直接戦争をしていない共産党中国と韓国が要求している(p107)

    ・日韓基本条約締結時に、日本からの援助協力金は合計8億ドル(当時で3000億ドル、現在価値で3兆円相当)で、当時の韓国の年間国家予算を上回るもの(p154)

    ・昭和28年の「戦傷病者戦没者遺族等援護法」の改正案により、A,B,C級戦犯もそれ以外の一般戦死者と同様に公務死とみなし、恩給も支給、遺族年金も受け取れるようにした(p167)

    ・東京裁判が違法で判決が無効である理由、1)事後法禁止の公理に反している、2)裁判官構成が不公正、3)証拠書類の取り扱いが不公正、4)裁判の時間的管轄を無視(昭和3年から適用している)、5)日本政府の共同謀議をでっち上げている(p172)

    ・日本の素晴らしい文化力は、1)風土力、2)天皇力、3)国語力、4)タテ思考力、5)環境維持の「勿体ない」思想力、である(p213)

    ・日本的なものを突き詰めると、必ず風土に突き当たる、その概念をまとめると、1)豊穣、2)繊細、3)多彩、4)生気、5)湿潤、6)温暖である。「敷島」は「四季島」から出ている(p215)

    2013年4月29日作成

  • 初めて読んだ戦後史の本。

    とても面白い内容ではあったものの、著者の人種的偏見が強く見られる本で、その点においては残念でした。

  • 本書に書いてあることがすべて事実であり,真実であるとまでは思わないが,少なくとも今の歴史教育については考え直さなければならない事が多々あると思う。自分の歴史認識,大東亜戦争史を考え直す上で,必読の書であると思う。

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