古典と名作で歩く本物の京都 (祥伝社黄金文庫)

著者 :
  • 祥伝社
3.50
  • (0)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396317010

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 元は岩波ジュニア新書の『文学でめぐる京都』で、それを文庫版として改題、刊行


    地域別
    洛東
    1)枕草子
    山ぎは~東山である 東山から夜が明けるから

    2)今昔物語 巻11田村将軍 始めて清水寺を建てたること
    清水山の中心は東山

    3)枕草子 115段
    雪の参詣の方が雨よりもふさわしい
    参詣は、寺に4~5日こもるこもも含む

    4)ものぐさ太郎
    都にゆけば妻になる女がみつかる
    都=京都 清水寺

    5)更科日記
    清水寺参詣のエピソード 前世は仏師
    たくさんの仏像を彫ったが、現世ではまだ祈りも足りていない

    6)梁塵秘抄りょうじんひしょう314の歌
    清水寺への道順(現代
    四条通りをまっすぐ、八坂神社に突き当たるので石段を上がって境内右へ進むと南門(正門
    (梁塵秘抄
    東京極通りを五条まで下り、五条通りに出たら東に曲がって鴨川をわたる(その橋が石橋)
    わたると六波羅蜜寺があり、愛宕寺(珍皇寺)があり、八坂寺(法観寺)があり。清水寺

    京極とは京の端

    7)清水寺参詣ルート
    清水寺を背にして坂道を下る、右へ

    8)牛若丸と弁慶の決闘の場所は?
    歌~五条の橋の上
    義経記~清水寺

    五条橋は清水寺の一部というふうにも考えられる

  • 京都ガイド本は数あれど、これは企画の勝利の本です。

    数多くの古典の舞台となっている京都はそのまま日本の歴史と
    言ってもいいですが、この本では割とマイナーな古典作品にも
    目を向けており、多くの新たなる発見に導いてくれます。

    必ず次の休みに京都に行きたくなる一冊です。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1938年、埼玉県坂戸市生まれ。
同志社大学文学部社会学科卒業。新聞学を専攻。
立命館大学大学院史学科修士課程修了。
専攻は、日本近代史。
立命館大学助手を経て、著述専業、歴史研究家・作家に。
これまでの刊行著作は112冊。

主な著書
『徳川慶喜 近代日本の演出者』(NHKブックス)
『麒麟、蹄を研ぐ 家康・秀忠・家光とその時代』(NHK出版)
『武芸者で候 武蔵外伝』(NHK出版)
『風狂のひと 辻潤 尺八と宇宙の音とダダの海』(人文書館)
『オイッチニーのサン 「日本映画の父」マキノ省三ものがたり』(PHP研究所)
『京都の謎(シリーズ)』(祥伝社)
『文学でめぐる京都』(岩波ジュニア新書)
 (復刊タイトル『古典と名作で歩く本物の京都』)
『大杉 栄』(清水書院)
『連作 後白河法皇【上】 王朝活劇 歌の声』
『連作 後白河法皇【中】 大原寂光院 亡魂慰霊の鐘の音』(人文書館)など。

「2020年 『阿波内侍から島倉千代子へ 祈りの響き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高野澄の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
凪良 ゆう
アレックス・カー
今村 翔吾
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×