バビロン空中庭園の殺人: 古代文明ミステリーファイル (ノン・ポシェット こ 11-1)

著者 :
  • 祥伝社
2.64
  • (0)
  • (0)
  • (8)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 29
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396325664

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2000年のときを隔てて、繰り返される「空中庭園」での人間消失の謎、という惹句に比して、トリックが弱いと言われたら、やっぱりそうかなあ。現代編の方はそれがオッケーならもっとスマートに処理できるだろうし、バビロニア編の方はそもそも人間消失のトリックじゃないよね、これ。エンターテインメントとしてはキャラが弱いのもアレですが、筋の運びが強引。無理のある設定なので、どうにもしょうがないところがあるのは解るんですが。

  • 3- 
    提示された謎には吸引力があり、プロットも悪くないが、出来上がった小説は今一つ物足りない。説明は蛇足気味、筋立て・構成も上手くない。特に探偵役はキャラクターがぼやけている印象でどうもスッキリしない。明かされた二つの真相も一番ありそうなことで特に驚きもなし。もう少し良いものになりそうな素材だと思えるだけに少し残念。

  • 2007/05/31 Amazonにて購入。6/30〜7/1。バビロンの空中庭園に絡ませた人間消失トリック2つを扱う。探偵 星野君江シリーズらしいが、いまいちインパクトにかける。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

大阪府生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。1994年、『コミケ殺人事件』でデビュー。『探偵小説の論理学』で第8回本格ミステリ大賞評論研究部門受賞。『英文学の地下水脈』で第63回日本推理作家協会賞評論その他部門受賞。

「2020年 『本格ミステリの本流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小森健太朗の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×