不安な童話 (ノン・ポシェット)

著者 :
  • 祥伝社
3.14
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本棚登録 : 585
レビュー : 62
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396326777

感想・レビュー・書評

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  • 3時間ぐらいで読めてしまう本だったけど、こじつけで犯人が分かるミステリー。恩田陸の作品は前はよかったけど、他の作家が出てくると薄れてくる気が個人的にする。
    あんなにはまっていたのに何故だろう❓❓




    2016.10.16読了

  • カバーデザイン / 中原 達治
    カバー画 / Henri Rousseau / amana images

  • 「あなたは母の生まれ変わりです」大学教授秘書の古橋万由子は、二十五年前に変死した天才画家高槻倫子の遺子にそう告げられた。発端は彼女の遺作展会場で、万由子が強烈な既視感に襲われ、「鋏が……」と叫んで失神したことだった。。実は、倫子は鋏で首を刺されて殺されたのだ。万由子は本当に倫子の記憶を持つのか?真相を探る彼女に、奇怪な事件が襲いかかる!(裏表紙より)
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    裏表紙の紹介にそそられて、借りた恩田陸。最初は面白くて読んでいたのだけれど、途中から犯人が推測されてちょっと興ざめしながらの読破。
    最後になんで万由子のおねーさんを出さなければいけないんだろう?確かに彼女が登場しなくては鋏も出てこないのだけれどそれがなんだかこじつけのような気がした。そんな事になるならば、世界中の人と知り合いになってしまいそうだ。

    ファンタジー作家さんなのけれど、一番面白かったと思ったのはファンタジーではない夜のピクニックだった。
    前回読んだライオン・ハートも、今回のこの本も前世とか、輪廻とかのお話だった。この作家さんは仏教徒なのかしら?と思った。

    そういえばライオンハートのレビューって書いてなかったな。

  • 最後は予想できなかった…
    恩田さんのネーミングセンス素晴らしいなあ、と改めて思った。漢字の使い方が絶妙というか。古風すぎずキラキラすぎず。
    オカルトと謎解きが混ざって、恩田さん独特の雰囲気があって。先が気になってすぐ読み終わっちゃう。
    泰山先生とヒロインのコンビ、よかったな。最初から出てきた俊太郎は活躍しなかったけど。

  • 恩田陸は恐ろしい作家だ。読み始めると止まらなくなってしまう。抜き差しならない用事がある時はいいが、これと言ってすることがない時は、どっぷりはまってしまう。しかも読み終わったあと2度も3度もページをめくって読み返してしまう。

    本書は比較的早い段階で真犯人がわかり、大どんでん返しはなかった。にもかかわらず何度も読み返してしまう。やっぱり凄いぞ恩田陸!

    今回殺された女流画家は美人で才能もあるのに気性が激しく自分勝手。他の女は見下し母としての役目はまったく果たさない絵に描いたような嫌な女。でもそんな女になってみたいと誰しも心の奥底で思っていたりする。

    今回登場した大学教授とその秘書のコンビ、また何処かでお目にかかりたい。シリーズ化してほしい。

  • 再読6回目。
    何回読んでも怖い…。いや、ホラーとかそういう意味ではなくて。作品全体を覆う不穏な空気というか。タイトルとばっちり合ってるよね。

  • 恩田陸さんの作品は怖いイメージがあったので、不安を抱きつつ読み始めた。読むと胸がドキドキして、ページを捲る手がとまらなかった。早く不安から解放されたかったからかもしれない。最後の「私のグレーテル」は誰の言葉なのか。高槻倫子か姉なのか気になった。

  • さすが!といった迫力。
    恩田作品ならではの不思議な世界観が良く出ている。
    結末も予想通りでは少々あったが、意外なじんぶつの関わりもあり、期待を裏切らない。

  • 「あなたは母の生まれ変わりです」大学教授秘書の古橋万由子は、二十五年前に変死した天才画家高槻倫子の遺子にそう告げられた。発端は彼女の遺作展会場で、万由子が強烈な既視感に襲われ、「鋏が……」と叫んで失神したことだった。実は、倫子は鋏で首を刺されて殺されたのだ。万由子は本当に倫子の記憶を持つのか? 真相を探る彼女に、奇怪な事件が襲いかかる!

  • 博物学を教えている大学教授・浦田泰山とその秘書・古橋万由子の元に、ある男性が訪ねてきた。
    彼の名は高槻秒。つい先日、母親であり画家の高槻倫子の遺作展を開いた彼は、その展示会場で「ハサミが・・・」と呟いて倒れた万由子が自分の母親の生まれ変わりではないか、と言ってくる。実は倫子は万由子の生まれる1年前、ハサミで首を刺されて殺されていたのだ。
    殺害された時のことを思い出して、犯人をつきとめて欲しいという秒の願いに巻き込まれる形で、結局万由子は、倫子の遺書のとおりに4人の人物へ絵を届ける手伝いをすることになってしまう。
    だが真相を知ろうとする万由子と秒のところに、脅迫や襲撃が加えられて・・・

    「6番目の沙夜子」で有名な作家サンです。(ちなみに未読)
    「生まれ変わり」というホラーな題材と、ミステリが見事にマッチしています。下手な書き方をすると違和感がモロに出るかと思うんですが、そんなものは全く感じません。オカルトとしてではなく、「現象」として捉えているからでしょうか…妙に説得力が。私も潜在的に信じているということなのかしら?
    「現象」として捉えているのはもう1つ、万由子と倫子に共通している「ある能力」も同じことです。するりと納得できてしまう…不思議・・・。
    タイトルは恐らく、作中の倫子のシリーズ絵(「眠り姫」「白雪姫」など)から。倫子が描いた絵自体が冷徹で陰鬱な描写をされ、見えない絵を想像することでこの作品に尚更冷え冷えとした雰囲気を感じてしまいます。本当に文章力というか、描写力がある作家でなくては出来ないことでしょうね。 ・・惜しむらくは、絵を贈られた4人かな…もう少し各人物について掘り下げて欲しかった・・・
    ジャンル分けするならば、ミステリーホラーでしょうか?厳密なミステリではない(特別なトリックがない)のですが、ホラーとするにはもったいない!ミステリファンにも読んでもらいたい逸品です。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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