puzzle: 推理小説 (祥伝社文庫 お 13-2)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396328092

感想・レビュー・書評

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  • 150ページくらいなのでサクッと読了。
    人の住まない廃墟の島、謎の複数の死体、同時刻に亡くなったと思われるそれぞれの死因の謎…。と唆られるシチュエーションですが、結末は無理矢理感が…。読んで損はないですが、多大な期待は禁物です。

  • 恩田陸さんらしい独特な世界観。
    他の方も仰っているように、短さゆえの不完全燃焼感はあると思います。真相が分かったときのスッキリ感みたいなものは少なめかも。
    ですが、物語そのものは難しくないのでサクっと読み終えることができます。

  • 冒頭に関連性のない文章が5つ、そして軍艦島がおそらくモデルとなっている島の不可解な記事。それらが見事にパズルのように組み合わさると全貌が見えて来る。
    さすが恩田陸、全体のページ数が少ないこともあり一気に読めました。
    読み終わったついでにもう一周もできちゃい、2回目も新たな発見があるとても面白い本でした。
    軍艦島に行った際に感じたノスタルジックさや不気味さがちょっとずつですが蘇ってきて、失いかけていた感情が見つかった感じです。

  • 長崎県の島で3人の死体が発見される。
    死亡時刻はほとんど一緒だが、死因は1人は餓死、感電死、屋上で上から落ちたような怪死。
    同期と2人で3人が死んだ現場に行く。
    そこで現場を歩きながら話をしていくがある事に気づき何故死んだのかが明らかになっていく。
    1時間で読めるし何度も読みたいと思うような本ではなかった。

  •  若き日?の関根春の探偵譚。中編くらいの分量で余白の多い文庫版150ページなので、あっという間に読み終えてしまう。長崎の軍艦島がモデルとおぼしき廃島での謎めいた怪死事件。一見不可能と思える死因が科学的に解明される。探偵ガリレオを思わせるトリックはなんだかなというくらいのものだ。ストーリーよりも、不思議な雰囲気やともに島に渡って捜査する関根と相方の志土とのちょっとずれたやりとりが読みどころなのかも。

  • 冒頭の記事で何だこれ?と面食らう。

    事件の概要を追っていくうちにワクワク度が増していきます。
    誰か分からない死体、どうやって死んだのか分からない状況、ポケットに入っていた記事の謎・・・
    これらが解き明かされたらすごく面白そう!と期待して読み進めました。

    が、犯人が分かり事件の真相が分かった途端に置いてけぼりをくらいました。
    記事と名前との関係はこじつけっぽいし、何だかオカルトちっくだし、死因も「う〜ん…」って感じでした。
    序盤の期待度が大きかったために、後半が失速してしまった印象です。

    テンポがよく、短いのでサクッと読むにはいいかもしれません。

  • 短いのですぐに読み終わる。
    ただ、短編集の中に入っているならまだしも、これ単体だとさすがに弱いかな...

  • さくさく読めたけど一番最初にああいうの持ってくるのマジで内容頭に入ってこないな…
    志土って聞いたらシドヴィシャスを連想したけど違った。春も志土も頭良すぎて置いてけぼりにされる。
    これ短編集とかで出した方が良かったんじゃないかな。関根家シリーズで他の家族とかのも読みたい。

  • サクッと読み終わった。短い。腑に落ちない点が多くてそんなにスッキリしない。

  • 廃墟となった無人島を舞台に、事件なのか事故なのかも分からない件について調べていく。話しの構想は面白いけれど、超常現象すぎてこんなの推理できるのが凄い。
    短編でサラッと読めちゃうので、時間つぶしには最適かと。、

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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