puzzle (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 2373
レビュー : 264
  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396328092

感想・レビュー・書評

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  • 最初の記事が意味が分からなくてどう繋がるのか?
    この短い本で繋がるのか?と思ったけど心配ご無用、最後は上手くまとまったのがさすがです。
    ちょっとグロテスクだったのと、短いだけにバタバタ終わった感は否めませんが、意外な結末で面白かったです。

  •  摩訶不思議な世界を描くミステリー小説。読み進めていくうちにワクワクしてくる内容のものばかりですが、今回読んだ一冊も賛否両論があると思いますが、個人的にはとても面白いと感じた一冊でした。

    ■無人島で発生した摩訶不思議な事件

     ご紹介するのは恩田陸さんの「puzzle」という一冊。一気に読んでしまうぐらい面白い一冊でした。

    【あらすじ】
    住む人も無く廃墟と化した無人島。
    以前は炭鉱の島として大勢の人が生活していたこの島も、
    今は崩れかけた高層アパートや映画館などが朽ち果てている。
    その無人島にある学校の体育館で発見された餓死死体。
    高層アパートの屋上には全身打撲の死体。
    映画館の座席には感電死体が。
    島に渡ってきた二人の検事が謎に挑む。
    幽霊船の話、新聞記事、地図、、、
    冒頭で羅列された様々な情報が、
    最後にパズルのようにピタリとはまったとき、
    意外な真実が浮かび上がってくる。

     恩田陸さんといえば青少年の心の機微を描いた作品もあれば、摩訶不思議な世界観を描いた不思議な作品も書かれている方ですが、今回の作品は冒頭から不思議な世界観が広がります。

     全部で153ページという中編小説ですが、冒頭から様々な情報が読者に次々と与えられて、これはいったい何なんだろうと戸惑わされます。

     本編に入ってからは一気に物語の核心に切れ込んでいき、二人の検事が交わす会話の中にグイグイと引き込まれていきます。この辺のスピード感はとても素晴らしいなと思います。

     二人の検事のうち一人が会話の中にちょっとした違和感を覚え、時が経つにつれてその思いがある疑惑に変わったとき、物語は一気にクライマックスを迎えることになります。

     この物語の感想は「奇想天外な内容に満足した」というものがある一方で、「ラストがあまりに現実離れしていて薄い」というものまで色々とあります。

     確かに事件の結末自体はロジックとしては少々粗い面があるかもしれませんが、私は個人的には緻密さではなく意外性で飾られたラストが好きで、読み終わった時にかなり満足した作品でした。

     読む人の数だけ感想もあると思いますが、こういう超常現象的な内容と世界観というのは私は好きです。皆さんもぜひ一度読み進めてみてください。

  • 再読7回目。

    わお、関根春。この人の話、もっと読みたい。

  • 恩田陸さんの本は何冊か読んだけど、苦手…。ですが、軽ーく読めるものが欲しくて手に取りました。
    思ったより面白かった。「?」がいっぱいで、続きが気になる。
    まあ、行き着く先はやっぱり恩田陸な感じなんだけど。トリック自体は、湯川先生(ガリレオ)がいたら一発だな、と思った。

  • 初めての恩田作品。
    playの章、最後の最後で事件が解明されるときに、謎解きのリードを探すのが楽しかった。ちょっと強引に展開し、頭の回転が速い検事といえどもそんなことに気が付くものなのか?と、気になる部分はあったものの、頭の切れるキャラとして受け入れるととても面白い作品になる。

  • た感電死体―コンクリートの堤防に囲まれた無機質な廃墟の島で見つかった、奇妙な遺体たち。しかも、死亡時刻も限りなく近い。偶然による事故なのか、殺人か?この謎に挑む二人の検事の、息詰まる攻防を描く驚愕のミステリー。(「BOOK」データベースより)

    うーん。
    この一言につきます。
    恩田氏の作品は初めてで、先入観なしに読み始めたのですが……。
    感触としてはライトノベル。

    中盤まではワクワクしつつ、ああ多分という予想と、想像つかない結末に期待していたのです。

    それなのに……。
    まあ、トリックというか、何が起きたのかは、解明はされないけれど、回想(?)として語られているので、わからないままにはなっていませんけど、このあとどうなったのか、もやもやしたまま。
    もっと、ミステリな作品を期待していたので、ちょっと残念でした。

  • 30分位で読めそうな物を…と思って手に取った一冊。
    導入部分は非常に魅力を感じた物の、
    あとは雰囲気ミステリでした…。
    面白いかと聞かれたら、面白い物ではないのかも知れませんが、
    志土と春の遣り取りと、軍艦島の描写が素敵だったので
    それだけでも魅力のある一冊でした。
    著者の他の本も読んでみようかな。

  • 1章のなんの脈絡のない話がまさかこんなかたちでつながっているとはとびっくりしました。

  • つまらない、ことはないけど。
    中編小説っていう長さの限界なのかな?

    久しぶりに読んだ恩田陸作品。
    そういえばこんな感じだったかも。

    推理小説と思って読むと肩透かしをくらうけど、回顧録と思って読めば空気感は嫌いじゃないです。
    ただ、冒頭の部分はもう少しコンパクトでよかったかと。

  • 推理小説と銘打ってはあるけれど、期待しすぎるとトリック(?)の大胆さと描写の浅さに肩透かしをくらうかもしれない。短さの制約上仕方がないのだろうが、ネタを絞ってもう少し深く突っ込んでくれた方が個人的は好み。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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